東京ヴァンパイア・ファイナンス

発売日 : 2009/02/10
新人賞四冠の驚異の才能が贈る、狂騒のハードスケジュール群像劇、登場!
真夜中に出没し、超低金利で高額融資をする『090金融』ヴァンパイア・ファイナンスを営む万城小夜。今夜も獲物=融資客を求めて蠢く。
 デート終わりの送りオオカミをめざす日野健壱。 性転換手術をしようとしている大田美佐季。 振り込め詐欺グループに復讐を目論む『やえざくらの会』の老人たち。 ドラッグ・デザイナーを辞めたがっている濱田しずか。 都会のアンダーグラウンドで息する彼らは小夜に出会い、融資をうけるかわりに自身の問題に首を突っ込まれまくる。そして、債務者それぞれ衝動や欲望をフルスロットルにし、ひしめきあって無限に増殖するのだった──!!
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 605円(本体550円+税)
  • ISBN: 9784048675192

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みんなのレビュー

  • Bugsy Malone
    2017/05/21
    ヴァンパイアものかと思ってたら違ってました。個人的に大注目の作家さん、真藤順丈さんの電撃文庫作品。超低金利で高額融資をしてくれる闇金「ヴァンパイアファイナンス」、巨額な資金を動かすのは金の犬歯をもつうら若き万城小夜。彼女に目をつけられた4人の一人称で語られる物語は勢いがあり、会話だけで誰が話しているかが分かるキャラ造りや構成も面白い。そして何だかんだ言いながらも主人公万城に引き付けられていく4人がいいですねぇ。知り合いたい様な知り合いたくないような、でも決して敵には回したくない万城小夜、良かったです。
  • ☆彗星☆
    2021/09/15
    ネタバレあり
    第15回電撃小説大賞“銀賞”受賞作。著者は他にも新人賞を三つとり四冠。のちに直木賞作家になる。こうみると15回は川原礫さんが大賞、蒼山サグさんが銀賞と化物揃いの年だと思わされますね。物語の内容は金貸し群像劇という変わり種です。勢いがあるだけ粗もある。だが物語の筋がしっかりしてるので、最後まで楽しめます。締め方が割と下手。タイトルにあるヴァンパイアはこの時代背景を考えると耳タコだと思いますが、少し違った角度ブログにてhttps://sui-sei.net/東京ヴァンパイアファイナンス/
  • 翔亀
    2021/09/15
    【物語6】電撃文庫である。そしてヴァンパイアで貸金とくれば、ほとんどどんな作品か見え見えでないか。流石に今さらこんなの読むものか、と思っていたが、稀代の物語作家ではないかと目している真藤順丈のこと、何かやらかしているのではないか、と念のため読んでみた。果たして、やらかしていた。■確かに、電撃文庫の形式に則っていて、擬態語連発で夜の東京を猛スピードで突っ走っている。しかしその疾走感がただごとでない。徹底して夜だけの描写、畳みかけるような場面転換、ドラッグや暴力団やキャバレーといったお馴染みの素材の中に、↓
  • MarsAttacks!
    2012/01/07
    タイトルから勝手に吸血鬼ものと思っていましたが、全然違うものになっていました。登場する人々を狼男やゾンビ、魔女などのモンスターに譬え、彼等と闇金ヴァンパイア・ファイナンスを営む「万城小夜」が奏でる群像劇となっています。物語はかなり乱暴な展開とグダグダのラストですが、最後まで読めたので、読ませる力は有ったのかも?すべてのエピソードが一つに収束されれば、もっと良かったのに。
  • miroku
    2013/10/04
    タイトルは色ものっぽいが、よく練られた内容で読ませる。ラノベなので仕方ないとは思うが、ラストの甘さが残念。