電撃文庫の新刊
みんなのレビュー
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眠る山猫屋2018/05/1738〝最強〟フォルテッシモに敗れ、正樹の犠牲でからくも生き延びた亨。その亨が留置場の底で、ただ自虐に浸っていた訳ではなかった事。エンブリオがオリジナルでない事に厭世しながら実はオリジナル(キョウ兄ちゃん)の優しさを秘めていたこと、パールが最後の最期まで逆転脱出の隙を諦めなかったこと。織機綺が正樹を見守り続けたこと。多分、今までで一番熱いブギーポップ。だからって真面目に取り合うとすっぽかされたりしちゃうよ、ff。ブギーポップもイナズマも殺人鬼じゃないんだから。
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ヤギ郎2019/05/0616ブギーポップ・シリーズ9作目。たまごっちのイメージがあった。
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読書好きのハシビロコウ2020/01/1210前巻「エンブリオ侵蝕」と上下巻のような形になっている今巻。今までの心の葛藤をメインに描くのとは異なり、エンブリオによって秘めたる能力を覚醒させた人間「イナズマ」と、統和機構最強「フォルテッシモ」のバトルがメイン。あとがきで作者が西部劇の話をしていたので、そういう風にしたかったことが窺えます。特殊能力を持つことは必ずしも便利だというだけとは限らない。そんな感じです。そして今回は少し意地悪なブギーポップさんが見れます。
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ヱロ本Gメン2016/03/219AC/DCのRazor's Edge(剃刀の刃)からのThunderstruck=イナズマって訳なのね〜納得。内容的にはモヤモヤする。穂波顕子の設定がわかりにくすぎる。これは失敗作だな。
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光心2015/04/029ネタバレあり前巻と今巻通して、やはりフォルテッシモとイナズマが物語の中心にいました。強さを極めきった者、強さに憧れるも歪んでしまった者、この二人の戦いは今後も続くような気がします。対等な相手を欲していたフォルテッシモにとって、それは生まれた意味にも通じるような幸運なのかもしれないですね。 生まれるということはそれだけで1つの奇跡、生まれることのできなかった者の分も生きるべし。人生がどれだけ退屈でも、いつかきっと楽しいことや目標が見つかるはず。自分の不幸を嘆くのは生き終えてからでいいんだろうな。
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