電撃文庫の新刊
みんなのレビュー
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どぶねずみ2022/11/0228人はなぜ生きて、なぜ死ぬのか。生まれたからそれに従ったまでだという野暮な答えがほとんどかもしれないが、結局のところ生きている間にその答えは出せないだろう。との現代で妖怪、化け物の類いの生き物の存在は確認されていないが、実際に自分よりも大きな妖怪がいたとしたらいったいどれだけの恐怖を抱き続けるのかわからない。それは人間が作り出した魔物かもしれないと思うと、もっとゾッとする。安倍晴明、吉平親子の会話には癒されたな。
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miroku2013/02/242130年前に俵藤太の“封じた”大百足が復活。陰陽寮VS大百足のバトル勃発。この顛末がさすが!一味加えた風情に人の情が香る。
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のほほん@灯れ松明の火2010/11/1617鷹晃といい保胤さんといい、すごい力を持っている人が アレコレと思い悩んでばかりなのが、はがゆいんですけど、じれったいんですけど、ガンバレ!と応援したくなります。 鷹晃には、蘇芳と親子として向き合えるようなシーンがあればなぁ。。。とも思いましたが、「笛」がちゃんと二人を結んでくれてましたし。。。 光榮もちょこっと登場して この巻も 楽しく読むことができました!
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玲@灯れ松明の火2013/09/2615陰陽ノ京第三弾。今回のメインは一作目にも出てきた弓削鷹晃さん。相変わらず人の思いには鈍感ですが、それ以外にはかなりきめ細やかな心を持っている人ですね。陰陽寮の人々大集合!お化け百足退治に勤しみます。お化け百足が蠱毒の結果っと言う所で納得。人の業は深いなぁ。とシミジミと。相変わらずの主人公の薄さですが、それが保胤のいいところですよね。
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kou2012/03/2010今回も面白かった。結末は寂しい感じだったけど、きれいに終わらせるにはあの辺が落としどころかな。ただ、主人公の保胤が蚊帳の外なので、それを期待して読んでいると肩透かしをくらう。もしかすると、保胤がシリーズの主人公という意識が薄く、群像劇に近い感覚で書いているのかもしれない。そうだとしたら、この巻ではもっと鷹晃を目立たせて、かつ、この話を巻の二に持ってくるべきだったかな。それだけでかなり印象が違ったと思う。
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