電撃文庫の新刊
みんなのレビュー
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うい2014/10/0514トリックスターズ二作目。城翠大魔学部付属研究所で密室と化した実験場。そこで首を吊った魔術師の遺体が発見される。果たして自殺なのか、それとも…。作中にフー・ハウ・ホワイの言葉を何度も登場させていることから、"推理小説"としての形態に重きを置いていることが窺える。しかし、途中の周の推理が披露されるシーンで困惑。まさかのバカミス的展開でしたが、最後はなんとか納得の行く形で終了。ただ、驚きがなく、小さく纏まりすぎているのはちょっと残念でした。
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はる2021/10/079シリーズ2作目。 世界に6人しかいない魔術師の一人が、佐杏教授と実験をする為に来日。周は、その実験に立ち会うため、大学の研究所へ。 旧知の仲の、佐杏と魔術師サイモン。そして妹のジュノー。サイモンは、幼い頃、飛行機事故で両親をと自身の足の機能を失う。そして、死にかけた妹を魔術師として目覚め治癒させた。 そんなサイモンは、実験に挑むが失敗。そして、自殺。更に護衛の神室も首を吊って死んでいるのが発見される。今回は、オチが分かりやすかった。
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ヴィオラ2017/11/138正直、ミステリーのHOWの部分については微妙なところがありましたが、犯人の同期の部分に、ちゃんと「魔術」を絡めてあるあたり頑張ってるなぁと好感触。作者の目指しているのが、あくまで「推理小説を模った現代の魔術師の物語」らしいので、あまり本格密室殺人を期待するのも違うかなとw
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白義2013/04/214ストイックにファンタジーミステリーとして、堅牢に分かりやすいくらいに仕掛けをこしらえていて、推理ものとしての完成度が上がり、前作ほどの驚きはないものの楽しめた。反則級のトリックは出さずに、魔術要素の使い方も拍子抜けするほど公平。欲を言えば周による○○○は先生の言う通りもっと上手く出来たし、それは作中でもはっきり伝えられているが、これは周と先生の探偵、そしてトリックスターとしてのキャラの違いを上手く描いたものだろう。今回は頑張ればフーダニット、ホワイダニット、ハウダニット全てわかるかも
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ソラ2007/03/232【読メ登録以前読了作品】
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