“文学少女”と死にたがりの道化(ピエロ)

“文学少女”と死にたがりの道化(ピエロ)

発売日 : 2006/04/28
  • レーベル: ファミ通文庫
  • 定価: 616円(本体560円+税)
  • ISBN: 9784757728066

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みんなのレビュー

  • マーム
    2010/11/03
    今春映画『劇場版文学少女』が公開されましたが、観る機会に恵まれず、詳しい内容を知らないまま購入しました。文芸部の天野先輩が本を食べる妖怪?!何とまたシュールな設定でしょう。読み出すとまるでアニメを見ているように、遠子と心葉たちの姿が頭の中に浮かんできたのは、偏に著者の筆力と、竹岡美穂氏の絵によるところが大きいでしょう。物語の後半で、竹田千愛が憧れる「愁二先輩」を巡る謎も無事に解明されて、これにて一件落着か?と思いきや、最後にどんでん返しが用意されていたあたりは、本格ミステリの雰囲気もありました。
  • まりも
    2016/10/16
    再読。文学作品を題材にした物語。今回は太宰治編。個性豊かなキャラクターたちの賑やかな掛け合いと、「人間失格」をラノベ向けにアレンジした深く重たい展開。この二つのギャップがたまらなく好きなんだよなぁ。サクサクと読み進める事が出来る軽さと、読めば読むほどに味が出てくる深さのバランスは流石の一言。終盤の二度のどんでん返しも素晴らしいし、何度読んでも飽きない作品って本当にすごいですよね。野村美月先生のスゴさを感じる事が出来る傑作です。
  • くろり - しろくろりちよ
    2011/01/22
    "文学少女"シリーズ1。太宰治の『人間失格』に準えたストーリー。 今回キーパーソンとなって物語を進めていく千愛(ちあ)は、太宰治を読むと自分と太宰を重ねてしまう"太宰病"にかかっただけでは?と、感動的なはずの屋上のクライマックスシーンも、やや冷めた目で読んでしまった。 キャラクターの性格・設定が、すごくライトノベルっぽいライトノベル。言葉通り物語を食べちゃう"文学少女"遠子先輩に、元・天才美少女作家の僕―心葉(このは)。設定にはこの巻では伏線が残る。 太宰を久々に読みたくはなった。
  • さてさて
    2024/07/21
    『波乱のない平和な毎日、それがぼくの一番の望みだ』。中学時代に『謎の美少女覆面作家』として栄光の先の苦難の日々を送った主人公の心葉。この作品では、高校生になった心葉が『物語を食べる妖怪』の遠子と出会った先に繰り広げられる”学園ミステリ”な物語が描かれていました。前半と後半の雰囲気感の違いに驚くこの作品。あまりにシリアスに展開する後半の物語に遠子の存在が絶妙な味を醸し出していくこの作品。野村美月さんの大人気シリーズとなった人気の原点を見る物語の中に、無性に太宰治さんの作品が読みたくもなる、そんな作品でした。
  • ちはや@灯れ松明の火
    2011/02/18
    この地獄から救い出してくれる死の優しい腕を待っていた、ずっと。初々しい恋文代筆依頼は姿無き先輩の謎へ、そして古い本に眠り続ける道化の懺悔へと変わる。愛することを知らず、欺くことを覚えた。笑えなくとも、嗤いを造ることはできる。嘘の糖衣で覆われた笑顔の裏に巣食う虚無、紡がれた言葉は魂から削ぎ落された絶望の欠片。生命が途切れることだけを待ち望んでいた。けれど、差し延べられた白い腕、示された道、光に棲む闇と闇に浮かぶ光、巡り来る明日に癒される傷、どれほど苦くても苦しくても。掬い上げてくれた掌は、優しかったから。