電撃文庫の新刊
みんなのレビュー
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雪紫2020/03/0222ネタバレあり再読。「城翠祭実行委員会、推理小説研究会、その他大勢の尽力はまぎれもなく本物だった。そして、彼らの推理と捜査はたしかに犯人を追い詰めたかに見えた」事件も恋路も膨れ上がり収束へ。事件を通じ様々な人達が好きの気持ちをオープン(open)させて向き合ったのとは反対に恋心をクローズド(closed)しなざるを得なかった犯人との対比が祭りの後の寂しさを引き立たせる(この本を貸した友人の感想で先に出たのが犯人の動機。まあ今までの路線からすればね)。しかし、ダミー解答はある意味とんちだけどこっちが答えでもいいくらいだ。
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うい2015/02/2111シリーズ最終巻。事件の捜査に"魔術師の大敵"スピノーヴァが加わり、長かった学園祭もついに佳境へ。周の名推理で事件も無事解決!…とはいかないのがトリスタ。やや強引さはあるもののこちらが納得しかけたところでひっくり返される。全作に渡りミスリードが散りばめられており、間をおいて読んだので混乱することが多々ありました。次読む時は一気読みしたいですね。そんな騙す気満々のトリスタシリーズ、やられた感を味わいたい方で、且つ多少のアンフェアも許せる方にはおすすめです。
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ヴィオラ2017/11/179ネタバレあり一応のシリーズ完結。続編予告も書かれてますが、いまのところ出てない模様。メディアワークス文庫で新装版が出ているので、出るとしたらそっちでかな? どうも1巻からどんどん魔術要素が減ってしまったようなw 魔術とミステリーのバランスをとるのは、やはり結構難しかったのかもしれません。今回も、事件の核心に魔術は絡まず周辺及び事件解決後に魔術の話が置かれていた印象。ただ、容疑者に魔術師がいる事で起こる、新しい推理の道筋の話は面白かったです。 僕の中のイメージとは違うけど、表紙絵にグッとくるね、やっぱりw
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CCC2023/05/067ネタバレありCってカーニバルのCじゃないんだ。そんな感想が浮かぶくらい祭りやってた。というか完結してるようでしてないのか。終盤が面白かったので第二部が気になる。しかしなかなか厳しいか。キャラの前提をひっくり返すのが楽しいシリーズだったが、話が進めば進むほどキャラが強固になって壊せる前提の範囲が狭まる。そこに袋小路があるのかもしれない。続編もこの巻ラストの構図から予測される展開をさらに超えるものをひねり出す必要があると考えるとハードルが高いのだろう。むしろここまでそれに近いことに取り組み続けていた作者を称えるべきか。
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はる2021/10/196お願いシートを探して奮闘する、ミス研メンバーと文化祭実行委員会。そして、周。 周の推理で導き出された犯人。 そして、周の決断。 とにかく、長い。途中で飽きてしまった。 そして、これでシリーズ結末と思いにや、まだ続く。
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