“文学少女”と神に臨む作家 下

“文学少女”と神に臨む作家 下

発売日 : 2008/09/11
それは、“文学少女”の願いと祈りの物語---。
それは、“文学少女”の願いと祈りの物語---。
  • レーベル: ファミ通文庫
  • 定価: 682円(本体620円+税)
  • ISBN: 9784757743717

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みんなのレビュー

  • ちはや@灯れ松明の火
    2011/06/20
    黄昏の金色に縁取られた儚げな微笑みを、眩しいくらい綺麗だと思った。締めつける甘さ、刺すような痛み、震えるほどの切なさ、いくつもの思いが浮かんでは溶けて心を満たしていく。さようなら。いつも傍にあった、その手。差し伸べてくれた、繋いでくれた、支えてくれた、温めてくれた、導いてくれた、そして、苦しげに縋りついてきた。狭き門の向こうへと、離れていく、最後に、背中をそっと押してくれて。あふれ出す想いが輝くことばへと変わり、独りきりの闇を灯す星となる。光を辿ろう。遠い道の果て、いつか、この手で、包み込めるように。
  • Yobata
    2013/09/05
    「書かなくていい」そんなななせに救われた心葉だが、流人の妨害工作は過激になっていく。そんな中、遠子が姿を消す。遠子を探すためななせをおいて探しにく心葉。流人の絶望,叶子の憎悪,そして遠子の願いとは…。遠子先輩の真実を知る為、心葉が「狭き門」,そして叶子が著した「背徳の門」を読み解いていく…。文学少女最終巻、堂々完結。テーマ本は上巻に続いてジッドの「狭き門」。なんか三題噺を続けてた意味はなんとなくわかってたけど、遠子は文学少女っていうか途中から編集者というリアル感溢れる存在になってきてたなwななせちゃんが→
  • ひめありす@灯れ松明の火
    2011/10/27
    泣き虫でか弱くてすぐに落ち込むけれど、その度一歩一歩前に進んできた心はちゃんと自分の恋する人を決めていた。名前で呼ぶ事とは、その無意識な愛情の表れ。我が儘だけど優しい人は、一人きりで歩むその孤独な道に挫けない様に甘く清らかな物語を沢山、降らせてきた。遠い北の地で、銀河鉄道の様な車内で、金色に染まる部室で、文学少女は微笑み、本を読む。人の心の物語を。誰もが皆、誰かの物語の登場人物であり自分の物語の作者だ。ならば私も遠子の様に、哀しい物語に一片の救いと優しさを、優しい物語の一枚の切なさを、永遠に読み続けよう。
  • まりも
    2016/11/02
    再読。シリーズ本編最終章の下巻。流人の思惑、"文学少女"の秘密、ななせと心葉の恋の行方。その全てに答えが出る話。切ない、けどこれ以上ないくらいにあたたかく幸せな気持ちに浸らせてくれる素敵な終わり方でした。本当もうあの締め方は素晴らしすぎて逆に卑怯というか、終わりと共に新たな始まりを見せてくれるとか感謝の言葉しかありません。ななせが報われなかったのは悲しいけど、彼女も幸せになってもらいたい。言葉に出来ないほどの満足感をくれる屈指の傑作と呼ぶべきに相応しい最高のシリーズでした。こうなったら番外編も読み返そう。
  • たか
    2023/04/22
    この本が面白いと聞いて読み出したけど、途中で長いシリーズものの最終巻であることが分かる。▼ 物語は、上巻からひたすら重い展開の連続で、読者にも鬱屈とした気持ちが積もる。しかし、事件が解決に向かい始めてからが凄くて、次々に明かされていく真実に息を呑む。上巻から予想される展開がほとんど覆され、ラストは圧巻! シリーズ1巻からのエピソードがラストへと繋がっているみたいで、やはりシリーズものは最初から読む方が良い、というのが率直な感想。今からもう一度読む気にはなれないが…。Bー評価