プシュケの涙

プシュケの涙

発売日 : 2009/01/10
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 627円(本体570円+税)
  • ISBN: 9784048674676

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みんなのレビュー

  • ☆ゆう☆
    2012/05/16
    お借りした本☆ とても不思議な読後感。凛とした文章なのに、感情は揺さぶられる。それもまたこの作品の魅力。前半と後半からなる二部作。前半を読み終えたときは、ただただ「ふがいない」という感想だったが、後半を読み終わった今は「切ない」。こんなにも気持ちが変わるとは。やるせない気持ちで胸が痛い。後半があっての前半。前半は、由良が何を考えているのか分からなかったけど、後半を読み終えて納得。由良が彼女を想う気持ちがまっすぐで、また、“彼のそばは、呼吸がしやすい。”と、彼女も由良に心を開いていく過程が愛おしい。
  • 星野流人
    2011/04/03
    夏休みに自殺した、一人の少女を巡る物語。 この構成はズルい。反則だ。哀しさで胸がものすごく締め付けられたような感じがして、とても息苦しい。とてつもないやりきれなさに包まれた。暗い絶望のトンネルの中にいた少女は、やっと明るい世界へ足を踏み出せそうになったところで、落とし穴に墜ちたのだ。 前半は単純なミステリに過ぎなかったのが、後半の物語のクライマックスで、一気に引き込まれた。この作品ばかりは、多くを語るよりも実際に読んでもらいたい。読めば分かる。
  • yumiDON
    2022/06/22
    夏休み、補習の教室で女子生徒が飛び降りるのを目撃する主人公とクラスメイト。そんな彼に自殺をした理由を突き止めたい、と接触してくる変人由良。物語はほろ苦い青春ミステリーだけでなく色々な面を見せてきて新鮮で面白い。それぞれに悩みや葛藤があり、人は見えている顔が全てではなく、多面的に見られると人の数だけ物語がある。学生の危うさや儚さ、不安定さ、自己中心的な考えが悲しい結末を呼ぶし、お互いを救うこともある。前半で物語に引きずりこまれ、後半でとても綺麗に締めていてよかった。
  • ヤギ郎
    2019/02/27
    読友さんに進められた。物語の要素はありきたりなものだけど、構成で読みごたえのあるものにしている。さらっと読めてしまった。もう一捻りがあるとじっくり読んだと思う。テンプレートの再評価。高校生男女の明言されていない「恋」を描いている。まるで映画を見ているように映像が浮かんだ。
  • チガ
    2013/02/10
    夏の日、学校の四階から飛び降りた少女の、死の真相を追おうとする少年たち。由良の気持ちを思うと時系列が逆になるこの構成は辛いなぁ。彼女が幸せになれると祈りたいのに、先を知っているだけに…前半を読んだ時はこんな読後感になるとは思わなかったです。