百億の魔女語り 1 オトコが魔女になれるわけないでしょ。
発売日 :
2010/10/12
「だれ、あんた」「魔女になりにきました。なんて」
「だれ、あんた」「魔女になりにきました。なんて」
- レーベル: ファミ通文庫
- 定価: 660円(本体600円+税)
- ISBN: 9784047268333
ファミ通文庫の新刊
みんなのレビュー
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(●▲●)とらうまん(*^◯^*)2014/07/1015【★★★☆☆】サブタイトルがぐうの音もでないほどに正論(笑) 続編購読の予定はありませんが、とにもかくにもメインヒロインのエーマが可愛いなと。言動にしっかりとした裏付けのあるツンデレはひたすらに愛しくて仕方ないですねw ただ、この作者さんはあまり風呂敷ひろげすぎず頭空っぽにして読めるアホアホなコメディとかのほうが、キャラ小説としての掛け合いとか活きてくる気が。 本作が実質的に初読みですが、伏線とか構成とかいろいろ凝ってるわりにカタルシスもなくオチも煮え切らないなと……なんかこう、惜しいですw
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まるぼろ2014/09/0513かつて奇跡として扱われていた物が、理屈付けられて甲種魔術と乙種魔術に体系付けられた世界で、ある目的の為にアルト・グスタフはウィッチクラフトを単位として修得する為にホルグリン村へと赴くが…と言う話。内容は近代的な恩恵を受けれなく、古くからの信仰や繋がりが息づく村で行われている大手企業の開発の裏である現象が発生していて…と言う感じです。その中で理屈付けられない、まだ謎が多いウィッチクラフトを操る魔女と…。思った以上にシリアスな展開でしたが、ハッピーエンドで締めくくられていて好印象でした。次巻も早いうちに。
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KUWAGATA2013/10/1712最初何となく物語の中に入っていきにくかったけれど、途中からぐっと世界観に没入し、気がつけば読了していました。体裁はファンタジーですが、描かれていることはこの現実世界のことと変わりありません。いつの時代もマイノリティは、大した根拠もなく不幸や災厄の元凶とされるものなのです。物語の中でくらい、綺麗なルサンチマンがあったっていいじゃないか。そんなお話でした。魔女三姉妹がそれぞれとっても魅力的。特にエーマ可愛い。そしてまっすぐな気質の主人公も、好感が持てていい感じ。次巻以降も楽しく読んでいきたい。
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U2014/02/208ネタバレありファンタジー要素でコーティングされた人間ドラマ。きょうだいもの、かな。エーマがつんけんしてしまった理由とか、ああそれで序盤のあの浮かれようか、とか、でもちゃんと八つ当たりは八つ当たりって謝れるところが可愛い。理不尽ツンデレじゃないところがいいなー。モニカむちゃ可愛い。ボタン掛け違えて、でもかけなおせず、縫い直そうとするような家族関係が妙に好きでした。がんばれお兄ちゃん。あと体育会系のノリに笑った。
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Mu@仔羊堂2014/04/245キャラ立ても語り口も達者で手慣れているなあ、とは思うのだけど、うーん、なんだろう、それだけに特徴に乏しくて印象に残らないような気がする。この物語ならではのこれは!と言う魅力がもう一つ感じられなかったかな。あと伏線の使い方が今一だなあ。村人の病気の真相はまあいいのだけど、アルトの正体の方はいかにも唐突すぎた。それならそれでもっと丁寧に伏線を仕込んどかないと分からないし、お猿さん追いかけっこやぼや騒ぎの時に実力の片鱗を見せるチャンスがあった気がする。そう言う意味でなんともおしい物語だな。
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