恋色テ-マパ-クの7日間
発売日 :
2013/09/25
5組の男女が織りなす小さな恋の物語。
夕焼けの遊園地。乗ると願いが叶うと噂の観覧車で目覚めた大学生の七星だったが、降りたった園内にはなぜか人の気配がなく……。彼と同様に園内に降り立った男女数名とともに、あるゲームに参加するのだが――!?
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 649円(本体590円+税)
- ISBN: 9784048660204
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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ひめありす@灯れ松明の火2015/01/3150表紙は最初、雅人さんかと思ったけれど、七星君なのかも。手を繋いでいた相手、覚えていますか?クローズドな状況でリアル脱出な状態なのに、全然殺伐としてない!!勿論生命の危険もなくて、遊園地で、衣食住が完璧に保障されているからだとは思うのだけれど。同時に思うのが、これが彼らにとっての理想の状態であるから。これは、起きてみた夢なのか、眠って見た幻なのか、定かではないけれど。でもこの七日間はこれから何度も彷徨える時に、はっきりと北の方角を示してくれる北斗七星の様に、生きる人の心を明るく照らしてくれるんだと思います。
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椎奈2014/03/0130≪2014.0131≫『セブンズ・ヘブン』という遊園地の観覧車に願いを叶えるという噂がある。そこに来ていた七星はその観覧車からもう一つのセブンズ・ヘブンに来ていた。そこで出会う4組の夫婦・恋人・姉妹…どんな願いでここへ来たのか。元の世界に帰る為の答えを見つけた時、明らかになる真実は暖かくもあり切ない。私は修一と美百合のケースが好きだし唯一泣いた。そして記憶を失った人からもう一度想いを告げられることはどれだけ嬉しいのかな。こういうほんわかするお話大好きです。セブンズ・ヘブンで彼らが再び出会えることを信じて。
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た〜2017/06/0629全体的に面白く、基本設定も良かった。特に中高生カップルの話はとても良かった。ただそれに比して他のペア、特に主人公たちの話はいまいち。そこが一番大事だろうに。それから、エピローグがすごく蛇足感が強い。せっかくの余韻をぶち壊している
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リップ2014/03/2628《椎奈本》願いを持って遊園地セブンスエデンの大観覧車に乗った人々が集まった、もう一つの「セブンスエデン」。現実世界に帰るとき、願いが叶う。招かれた5組の男女のそれぞれの恋模様が描かれているお話。まず、表紙のイラストに惹かれました!良い意味で軽く読めて、ふわっとした綿菓子のようなファンタジーでした。セブンスエデンのからくりにはなんとなく気付いてたんですが、雅人さんと澪さんのカップルはいいなあと思いました。セブンスエデン、行きたいです。
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(●▲●)とらうまん(*^◯^*)2013/12/2924いわゆる閉鎖空間脱出ものですが、主題は夫婦やカップルなど5組の男女の恋と前進の小さな物語。遊園地を舞台とした悪意も悪人もいないきれいな物語に終始した作品でしたが……いまいち薄いんだよなぁ。 個人的には白鷺夫婦のお話が良かったし中高生カップルのお話も切ないながら意外なオチだったけど、それ以降は主人公たちのエピソード含めマンネリというか単調になってしまった印象。 各カップルの掘り下げや過程が後半になればなるほど駆け足になり、描写も構成も全体的に甘めという感じでした。
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