死なない少女の屍体は、ここに。
発売日 :
2025/07/10
不死身の騎士団長は、なぜ殺されたのか。
界律騎士団に入団したその日、新米騎士・レミナは不死身と謳われた団長・テッサの死体を目にしていた。騎士団の象徴であり、多くの命を救ってきた英雄でもある彼女が死ぬなど、誰も想像すらしていなかった。
犯人も不明、殺害手段も特定されていない。騎士団に動揺が広がる中、ただ静かに横たわる死体だけが、ありえない現実を語っていた。
不死を殺すことは本当にできるのか?
なぜ、彼女は死ななければならなかったのか?
レミナは胸に渦巻く哀しみと疑念を抱え、数年ぶりに再会した幼馴染・カリルら仲間達と共に、テッサの死の真相と遺された想いを追いかける!
犯人も不明、殺害手段も特定されていない。騎士団に動揺が広がる中、ただ静かに横たわる死体だけが、ありえない現実を語っていた。
不死を殺すことは本当にできるのか?
なぜ、彼女は死ななければならなかったのか?
レミナは胸に渦巻く哀しみと疑念を抱え、数年ぶりに再会した幼馴染・カリルら仲間達と共に、テッサの死の真相と遺された想いを追いかける!
- レーベル: 電撃文庫
- 定価: 814円(本体740円+税)
- ISBN: 9784049159042
電撃文庫の新刊
みんなのレビュー
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よっち2025/07/1125界律騎士団に入団した日に不死身の団長テッサの死体を目にしてしまう新米騎士レミナ。幼馴染カリルら仲間たちと死の真相と遺された想いを追うファンタジー。唯一の手がかりは壁に残された赤水晶の印のみ。彼女はなぜ殺されたのか。なぜ不死のテッサを殺すことができたのか。騎士団内にも動揺が広がる中で、真相を明らかにするためにカリルたちと調査を開始するレミナ。それによって見出したテッサの日記を紐解くことで浮き彫りになった意外な真相があって、因縁の事態に決着を付ける中で、そこに込められた真摯な想いがなかなか印象的な物語でした。
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のれん2025/07/1111ネタバレあり【酷評】ファンタジー女騎士団を部隊にしたミステリ。誰も殺せない騎士団長をどうやって殺したか、という展開なのだが、手段(殺害道具やトリック)が殆ど出てこない。一方で動機なども敵の存在自体は暗示されるため速攻で消える。ではどこに頁を費やしているかというとキャラの交流だ。語り手の主人公が聞き手となり女子たちの会話を通し死んだ団長の手記(人物像)に近づく。だがそこに驚く仕掛けはなく、敵の正体トリック(?)も主人公も読者も関わっていないキャラなのでイマイチ響かない。(1/2)
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ほたる2025/07/1610国を守る騎士団の少女たちによる活劇。謎の解明に向かってのキャラクターの動き、そして心情の揺れの描写が良かった。ただ、本当に惜しいところがあるなと感じた。その部分がもう少しだけインパクトが強かったならば、より良かったかもしれないなと思う。
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アウル2025/07/129ネタバレあり不死身と言われた騎士団団長殺されていた。新米騎士のレミナは数年ぶりに再会した幼馴染や仲間と共に真相を突き止めようとするのだが...な話。タイトル通りミステリなんだろうけども初っ端からほとんどの謎が解けてもうたので只々惰性で最後まで読み切った。しかも最後にどんでん返しでも来るんかと思ったけどそんなこともなかったし...。
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真白優樹2025/07/158世界の秩序を守る大樹を守る女性騎士団の中、補欠合格した少女が幼馴染達と共に、不死身の団長の殺人事件を追う物語。―――不死身の理由、解いて見るは個人の思い。 不死身であるはずの団長は何で死んでしまったのか? その謎を、団長の人間性を追いながら解いていく中で過去が絡まり全ての事件が繋がっていく物語であり、ミステリと言うよりは群像劇的楽しみ方が出来る物語である。公人としてではなく私人として望んだこと。その遺した思いが防いでいたのはこれ以上の犠牲。その想いを背負い、この先へ。 うん、面白かった。
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