レゾンデートルの結び
発売日 :
2025/07/25
安楽死が合法化された未来。大人気シリーズ待望の書き下ろし最新刊!
誰よりも近い場所で、あなたの孤独に寄り添っていく。
安楽死が合法化された未来の日本。安楽死を希望する者は人命幇助者〈アシスター〉との最低十回の面談が義務付けられていた。
神奈川県・江ノ島の〈ラストリゾート〉でアシスターとして働く柳川陽菜は、誇れることの無い自分に劣等感を抱いて生きてきた。
しかし、“特別ではない”自分だからこそ見つけ出せる答えがあると信じて、安楽死希望者たちと向き合っていく。
偶然にも一人の人生を大きく変えてしまった、あの日の出来事を胸に抱えながら――。
安楽死が合法化された未来の日本。安楽死を希望する者は人命幇助者〈アシスター〉との最低十回の面談が義務付けられていた。
神奈川県・江ノ島の〈ラストリゾート〉でアシスターとして働く柳川陽菜は、誇れることの無い自分に劣等感を抱いて生きてきた。
しかし、“特別ではない”自分だからこそ見つけ出せる答えがあると信じて、安楽死希望者たちと向き合っていく。
偶然にも一人の人生を大きく変えてしまった、あの日の出来事を胸に抱えながら――。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 935円(本体850円+税)
- ISBN: 9784049163704
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メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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まる子2025/08/0520アシスター柳川陽菜。彼女はアシスターとして救えなかった命に向き合い、特別講習を受け教官の高坂の過去を知る。さらな高校生だったあの日に救ったはずの命に再び向かい合うことになるとはー。前作の『誓い』でアシスターだった東峰渚がREN申請者だった話も絡み、陽菜は自分の不足に悩みながらも一人一人と向き合う。人は誰かを羨ましいと思い、そうではない自分は劣等感でいっぱいになる。でも、「あなたの代わりはいる。だけど、あなたじゃないといけない。」この言葉だけで救われる。生きているから見る事のできる未来があることをあなたへ。
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のあ2025/08/2514私は今精神科に通院をしている。 どうしようもなく苦しくて不安でパニックになる事もある。 「死にたい」じゃなくて「生きていたくない」。 アシスターと一緒に死と向き合う事はきっと怖い事だと思う。 安楽死という選択があるなら自分の人生のピリオドくらい自分で打ちたいと思う気持ちはやはり少なからず私の中にはある。 今は、一生懸命に寄り添ってくれるドクター達がいるから、先生達を悲しませたくないから点と点を線で繋いでいって何とか元気です。
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なみ2025/08/0110待望のシリーズ新刊です! 安楽死が合法化された日本で、安楽死希望者と彼らに向き合うアシスターを描いた物語。 今回の主役は柳川陽菜。これまでも眞白の同期として物語に登場していた彼女の、ひとりひとりに真剣に向き合っていく姿が本当に素敵でした! 今回も全部良かったのですが、特に最後の話『未来へ』が好きです。 感情を失くしていた彼が選んだ未来に、思わず涙がこぼれてきました。 あのゆびきりのシーンが陽菜視点で描かれるのもすごくよかった!
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栗山いなり2025/08/238安楽死が合法化された近未来の日本でアシスター・陽菜が安楽死希望者達と向き合っていく物語シリーズ第3巻。今回はシリーズお馴染みの命に関わる物語に加えて特別じゃないアシスター・陽菜の成長物語としての側面もあったかなって思う。安楽死希望者達への向き合い方への陽菜なりの答えに良いものを感じた
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まっちゃ2025/08/092陽菜は、アシスターとして自分の担当した人が安楽死を選択する経験をする。アシスターとして独り立ちしてすぐであり未熟なときの出来事だったことや、渚が自分の担当から外れたあとに眞白が担当して自分よりも関係性を築いていることなど、自分が担当しなかったら別の結果になっていたのでは?と持ち前のポジティブが行方不明に。でも最後、「あなたの代わりはいる。だけど、あなたじゃないといけない。」その言葉に陽菜は救われたと思うし、結局は安楽死を選択した北岡さんにとっても陽菜はそういう存在だったんだと思った。
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