エンジェル・ウィスパ- 下
発売日 :
2010/09/25
姉と妹。その距離は誰よりも近く、途方もなく遠い。
“エンジェル・ウィスパー”という謎の言葉を残して失踪した弟。兄・鷹次は彼を捜すうち、地元神社に伝わる奇妙な天女伝説を知り、不思議な能力を持つ少女・日菜と出会う。彼女の周辺では、「双子の姉の失踪」 「巫女の惨殺」 「神薬“天人飛囁”の盗難」 という奇妙な事件が次々と巻き起こっていた。鷹次は、神社に纏わる事件と弟の失踪に何らかの関連があると気付く……。 一方、その裏側では天女伝説を体現する日菜の姉を中心に“最後の祭り”が始まろうとしていて――。 温かくも脆い家族の絆を描くファンタジーサスペンス、完結!
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 627円(本体570円+税)
- ISBN: 9784048689076
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みんなのレビュー
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散桜2015/01/0350やはり綺麗ですね。みなさんが言っているように、私も中途半端な感じは受けます。ですが、その中途半端さも含めてとても好きな作品ですw!特に、柾希の感情には辛いものがあり、愛情に枯渇した孤独が好きなふりをする孤独な少年というのが切ないです。また、純也と香夜の飛び立つシーンも幻想的でたまりません。結局なんだったんだろうというのは置いといてw美しさと物悲しさと家族の愛情と。その連鎖が生み出す物語がとても愛しいのです。
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Yukari2021/05/1315む〜…、SF?ミステリー?オカルト?中々難しい。 どういった感覚で読むべきか…と。人の闇、悲しみ、憎しみ色んなことが混ざり合ってなんとも言えない内容でした。映像化してみると面白かったりするのかな?とも思うお話でした。
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伊瀬有佐2011/01/119純也と香夜のラストシーン、良かったです。例えファンタジー色が強くても! 幻想的で。蝶、だったからかな? あれが蛆虫とかだったら興ざめ(このコメントが一番興ざめ)。/楯石と法子は、最後まで絡めてもらいたかったなぁ……。五家全員集合! みたいな感じで
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deltazulu2010/10/023下巻に入ってからサスペンス度が高まって面白かったけど、欲やコンプレックスから家族が崩壊していく様は胸に痛かった。最後はちょっと幻想的すぎる気もしたけれど、ハッピーエンドだったと思いたい。
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igaiga2012/10/032設定は好きだったんだけど、説明不足な感じ。民俗学といったら三津田信三さんを思い出しますが、あのシリーズほど厚くしなくていいけどね(^^;)
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