不堕落なルイシュ 2
発売日 :
2010/10/01
重症を負った那智を救う唯一の手段「弱者保護権」を持つ姉・珠花に会うため、妹・涙珠と家を飛び出したミタマだったが――。
優等生で名門の出である神倉ミタマは、心優しい同級生・贄川那智に恋をしている。しかし、ある日那智は足に重症を負ってしまい、この社会の決まりによって「処理」されることが決まってしまう。那智を救うことのできる唯一の手段「弱者保護権」。その権利を持つ姉・珠花に会うために、妹・涙珠の協力を得て家を飛び出したミタマだったが、珠花から権利をもらうことはできなかった。かくなる上はもう一人、権利を持つ兄・玉風を頼るしかないのだが、彼は山中の奥深くに引きこもっている残念な人間で、会うためには男子禁制の「あるゲーム」をクリアしなければならず――。
- レーベル: MF文庫J
- 定価: 638円(本体580円+税)
- ISBN: 9784840135535
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みんなのレビュー
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KUWAGATA2012/08/269いつだって男の娘は私のごちそうです。今回もおいしくいただけました。冗談はともかく、もしも人間が不老不死を手に入れたら、今の世界の常識の多くの部分が役立たずになってしまいそうな、そんなことを感じさせる作品でした。そういう世界において家族とは何なのか、人を愛するということは何なのか、ラノベという体裁の中で、精一杯正面から取り組んだ作品だと思います。個人的に、ナチは好きなキャラだったので、結末に関してはもう少し違うものが欲しかったですが、それはあくまで個人的見解ということで。やはり森田さんの作品は面白いです。
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ろき2011/02/093おかあさんの詩は好き。
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ユキまる2011/02/282わぁい! オトコの娘展開きたわー。ミタマきゅんハァハァ。それはさておき。単発では面白いし、レベルの高い笑いを提供してくれるのだけど、通してみると作品に合っていないというか…無理してる感じが否めない。もっともレーベルの風潮に歩み寄っているのだろうが、元々難解かつハードなテーマなだけに、水と油というか…。それもさておき。ラストの衝撃展開と結論の出し方、良い意味での思想の押し付け方は、いかにも森田さんらしかったので評価。
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絵空那智2010/12/052ミタマくんがかわいすぎて生きるのが辛い
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Tim2010/11/232妹ものというよりは家族もの。まさか2巻でまとめてくるとは思ってもいなかった。1番の見せ場である後半の展開がかけ足気味でストーリー展開に不満が残るけれども、個性のみをクローズアップしたようなキャラ達だけでも充分楽しめる作品だったと思う。肯定と皇帝がかかってたのかな、と読み終えた後に気がついた。
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