死なない生徒殺人事件 識別組子とさまよえる不死
発売日 :
2010/10/01
死なないはずの、女が死んだ――。 女子校を舞台に描かれる怪異ミステリ。
「この学校に、永遠の命を持った生徒がいるらしいんですよ」
生物教師・伊藤が着任した女子校 「私立藤凰学院」 にはそんな噂があった。話半分に聞いていた伊藤だったが、後日学校にて、不意にある生徒から声をかけられる。自分がその 「死なない生徒」 だと言ってはばからない彼女は、どこか老練な言葉遣いと、学生ではありえない知識をもって伊藤を翻弄するが……二日後、彼女は何者かの手によって殺害されてしまう――。果たして 「不死」 の意味とは? そして犯人の目的は!? 第16回電撃小説大賞<メディアワークス文庫賞>受賞者・野崎まどが放つ、独創的ミステリ!
生物教師・伊藤が着任した女子校 「私立藤凰学院」 にはそんな噂があった。話半分に聞いていた伊藤だったが、後日学校にて、不意にある生徒から声をかけられる。自分がその 「死なない生徒」 だと言ってはばからない彼女は、どこか老練な言葉遣いと、学生ではありえない知識をもって伊藤を翻弄するが……二日後、彼女は何者かの手によって殺害されてしまう――。果たして 「不死」 の意味とは? そして犯人の目的は!? 第16回電撃小説大賞<メディアワークス文庫賞>受賞者・野崎まどが放つ、独創的ミステリ!
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 583円(本体530円+税)
- ISBN: 9784048700566
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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た〜2013/07/19160ネタバレあり果たしてそれが不死身といえるのか?それを「私」といえるのか?最後に指摘されたように不完全でもあるし。それと彼女の不死の回答、その辺を明らかにした続編が読みたい。それと、例の図形を見てみたい
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流言2013/05/14150オカルト落ちからの更なるオカルト落ち。過去の作品が日常落ちからの超常落ちを得意としたこともあり、きれいに騙されてしまいました。悔しいが面白い。自分の好みでいえば同作者の作品でいえばトップ。理屈でなんとか納得できるレベルのオカルトで話をまとめ上げてからの、それをあざ笑うようなどぎつい”本物”の超自然が世界を根底からひっくり返してぐちゃぐちゃにする感じが心地よい。なるほどこれは友達になれないわけでぞっとするほど腑に落ちる。「教育をなめていた」という話だし、タイトル通りの「識別組子とさまよえる不死」の話でした。
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みっちゃん2017/11/05136ネタバレあり今まで結構な数の殺人事件の本を読んできたと思うけど、こんなミステリー読んだの、初めてだわ(@_@;)殺人の動機とか、犯人の正体とか最後の最後まで驚かせてくれる。何度も出てくる「友達」の本当の意味が何とも…やっぱりちょっと不気味なこの読後感。他の作品が本当に気になる。
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ひめありす@灯れ松明の火2012/12/16103ぷち野崎まど祭りのラストを飾ります一冊です。一番読みたかった一冊が、一番最後に回ってきました。『2』を先月読んでから、ずっと読んでみたかったのです。しかし、この作者さんは凄く装丁に恵まれていますね。『映』はMW文庫スタートだったので、電撃文庫からの移行がしやすいラノベちっくな装丁で、『パーフェクトフレンド』は子ども達の愛らしさが前面に出てます。『2』は野崎まどを知っていない人を寄せ付けないおどろおどろしさ。『舞面』はお面全面アピールで、『小説家』はリアル原稿登場というリアルさ。そしてこの装丁。好きです。
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寂しがり屋の狼さん2019/10/05100幼稚園、小学校、中学校、高等学校を一堂に揃え、総計十四年の一貫教育を実現する名門女子高『私立藤凰学院』ここには、「永遠の命を持った生徒がいる」という噂がある。そして、自分がその「死なない生徒」だと告げる少女。しかし、彼女は何者かに殺害されてしまう…『不死』とは何か?う~ん(*´-`)【不死】をテーマにしてるだけあって、物語の中で生徒が死んでも軽い感じで流れるのね(*^.^*)
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