断章のグリム 15 ラプンツェル

発売日 : 2011/08/10
影から伸びる白い手。掴まれた先にある闇は──。
葬儀屋の蘇りによる影響はまだまだ続く。蒼衣に復讐を誓う少年は、自分も死ぬ覚悟で蒼衣を苦痛の海へと沈めていく。一方、蒼衣の窮地を救った雪乃も、勇路を始末するべく、一人〈泡禍〉の渦中へと飛び込んでいくのだが──
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 627円(本体570円+税)
  • ISBN: 9784048707305

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みんなのレビュー

  • 藤月はな(灯れ松明の火)
    2021/08/18
    ネタバレあり
    「愛する者の死を受け入れられない」事なのが赤頭巾編同様に誰でも持ち得るトリガーなのが遣り切れない。また、「愛する者を見間違えて別の者の手を取ってしまう」という事も形は違えども、ありふれている事も。そして騎士に見捨てられ、眞守氏も力及ばず、泡禍に組み込まれてしまうという最悪の結果となってしまった。しかも玲ちゃんは愛する父の奮闘によって目が見えてしまった。彼女が見た光景は優しい夢を見ていたからこそ、より、残酷な絶望でしかなかったのが悲惨だ。
  • まりも
    2015/02/02
    ラプンツェル後編。シリーズ完結へ向けた布石という事でラプンツェルは真相を明かすだけとあっさり終了。入院患者が階段から飛び降り、手に引かれて森へ向かう姿は恐ろしかったがそれを利用し、蒼衣の断章を暴走させて死のうとした神狩屋の狂気は凄まじかった。普段と変わらない言動だからこそ余計に恐怖を感じますね。全身から魚が生えて鱗が生えても死ねないとかこんなにヤバい断章だったのか… 「今敵じゃない人もいつか敵になる」という言葉通り神狩屋が消えたロッジ、そこに現れた入谷。最終巻はどうなるのか、次巻も期待。
  • Yobata
    2014/07/04
    瑞姫を失った勇路が襲撃してきて蒼衣は重傷を負う。未だに続く葬儀屋の蘇りによる影響を収めるため雪乃は一人騎士として泡禍に立ち向かう。不安定になった蒼衣に葉耶の影がどんどん近づき…。自分を刺した勇路にまだ同情を感じて庇おうとする蒼衣の心中が恐ろしい…wリカが語ったDV旦那を庇う共依存の奥さんって比喩はピッタリだなw勇路も勇路で元を辿れば自分が悪いんだから逆恨みだし、まず先に自分が死ねばいいんじゃないw?今回の「ラプンツェル」は、生きたまま死者の国,冥界に落ちた王子に焦点が当てられる。愛する人のために掴んだ→
  • 坂城 弥生
    2022/06/15
    蒼衣の不安定になった断章となにより神狩屋さんが気になる。
  • くろり - しろくろりちよ
    2012/08/03
    ※ネタバレ注意※モチーフの読み解きは「愛する者を失っても諦めきれず取り戻せると信じた者は冥界に招かれる」そして、間違ったものを掴んでしまうというラプンツェルのお話。死を受け入れるのも、受け入れないのも地獄。そしてとうとう今回神狩屋が狂気に呑まれる。その理由がまざまざと理解できてしまうから恐ろしい。泡禍に乗って冥界に行くか、蒼衣の断章で自ら死のうとした神狩屋。よくここまで持ったというべきか…。葬儀屋に続き神狩屋も脱落。バッドエンドに向けて加速している気がするのは…。本当に、誰が正気で誰が狂気なのだろう。