山がわたしを呼んでいる!
発売日 :
2011/08/01
山の知識ゼロ! そんな彼女が放り込まれた標高2000メートルのアルバイト!
草原でくつろぐ羊や馬。暖炉にロッキングチェア。そんな場所を夢見ていた女子大生あきらのバイト先は、想定外のオンボロ山小屋だった! つかみどころのないセクハラ主人をはじめ、口の悪い先輩、マニュアルが手放せない同僚、そしてなぜか正体不明の山伏まで居座っていて大混乱! お風呂は週一!? キジ打ちって何!? 理想の女性になるために来たはずのあきらが巻き込まれていく、標高2000メートルのアルバイト! 第17回電撃小説大賞<メディアワークス文庫賞>受賞者・浅葉なつの受賞後第一作!
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 781円(本体710円+税)
- ISBN: 9784048708364
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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Shinji2016/08/16107予定していた休みが潰れ、山登りがおジャンになった為に手にした一冊。 アウトドア雑誌や情報番組で「山ガール」とかの特集をバンバンするくらい人気になっている登山。あきらみたいな軽装&トランクってのはないでしょうが、知識不足は多いですね。そういった面でこういう「山小屋ガール」のお仕事小説は必要かと.. テンポ良く笑えて山の素敵な部分、厳しさ、それに携わる人々の大変さもキチンと伝わってきました。岩瀬夫婦の結婚式の模様、菊理姫神に逢った場面で思わず涙したのは内緒ですよ。菊原山荘.. イイなぁ(^-^)
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ひめありす@灯れ松明の火2017/04/1777山小屋でアルバイトするとなったら、最初は必要な装備についてググるだろう、そうでなくても何が必要かぐらいは確認するだろう幾ら失恋直後でも!そんなんだから山猿男子に!!と思ったことはちょっとだけ。無知で無鉄砲ゆえに吸収も早く得るものも多かったのでしょう。夏山の風のようでした、ってこれ以上ない愛の告白だと思うんですけれど!!最後の方で菊理姫の話が出てきた時に、それで山岳救助のヘリにククリって書いてあるのか!と思いました。すくう、ことわり。悪人でも、お金持ちでも関係なく、そこにある命を尊び救う、それが山の理なんだ
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ジュール リブレ2021/08/2872山小屋の夏バイトを、リゾートホテルと勘違いして、かわいいトランクを抱えて8時間の山登り。普通、途中で気づくだろうに。そんな勘違い女子大生の山小屋での一夏。山男たちの暑苦しいことよ。作者のデビュー2作目。初々しさと意気込みが感じられる作品でした。
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takaC2013/06/0160タイトルに騙された感じ。「トレイル」章で一区切りしようと読んでたら全体の9割以上が同じ章だった。厚さ(長さ)に見合った満足感は得られなかった。
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Norico2016/08/1545山に登りたい…が今は暑いからなぁ、と軟弱な私なので、せめて山の本でも読もうと読みました。小説だから…とはいえ、ローカットのスニーカーにトランクで2千m級の山にチャレンジする主人公に衝撃受けすぎて。誤解してたにしろ、8時間歩けるその体力と気力だけで山小屋で仕事できそう(笑)山荘に急病人がくるところで、やっくんが男らしくて惚れました。どんなに訓練受けたとしても、人の命がかかったときに落ち着いて対処できる人って本当にすごい。一番大きく変わったのはやっくんじゃないかしら。…あーやっぱり山行きたい!
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