神様のメモ帳 8
発売日 :
2011/09/10
あの悪夢が再び―― 、ニートティーン・ストーリー第8弾!
年末年始、四代目を悩ませていたのは頻発する雀荘荒らしだった。なぜか麻雀打ちとして駆り出された僕は、雀荘で奇妙な男と出逢う。雛村玄一郎―― なんと四代目の父親! 緊迫する親子勝負の裏で、雀荘荒らしをはじめ、無関係に見えたいくつもの事件が結びついていき、やがてよみがえるのは一年前のあの悪夢。 「あの事件をもう一度、完膚無きまでに終わらせるんだ」。 アリスが、テツ先輩と四代目が、そして彩夏までもが、赤い悪夢の残り滓に突き動かされて走り出す──。加速するニートティーン・ストーリー、第8弾!
- レーベル: 電撃文庫
- 定価: 627円(本体570円+税)
- ISBN: 9784048708104
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みんなのレビュー
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よっち2014/05/1460四代目の父三代目が母とともに東京にやってくる短編と、麻雀のイカサマ調査の過程で発見されたエンジェルフィックスのお話。捜査の過程で彩夏につらい記憶を思い出せたくないばかりに、ついには四代目とも決裂してしまう鳴海。そんなうまくいかない、じりじりする状況で一歩踏み出したのは、蚊帳の外に置かれるのを良しとしなかった彩夏でした。彼らが追いかけていた事件自体は、これまた微妙にもやもやが残る結末でしたが、時間をかけてようやく本来あるべき形に戻るきっかけを得た彼らのことを思えば、悪くはない結末だったのかなと思いました。
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まりも2014/06/2558四代目の親父襲来+エンジェルフィックス再来編となる回。四代目の親父はコテコテの関西人すぎる。あのボケのセンスは四代目にも流れているのか気になるな。軽めの短編と違い長編は1巻の時あれだけの犠牲者を出したエンジェルフィックスなだけあってすごく重ためでしたね。彩夏にツラい思いをさせない為に四代目とも縁を切り停滞していた状況を動かしたのは彩夏だった。多くの者を失ったままの事件でしたが今回でようやくある程度の形に戻ったんですかね。ちゃんと完結できるのか気になる所。
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くろり - しろくろりちよ2012/06/1656※ネタバレ注意※今回は、四代目の家族ほのぼの!?エピソードから、前巻までは空気と化していた彩花の「エンジェル・フィックス」事件再び。四代目とナルミの決別は痛かったな。離れてみて、お互いがどれほど必要とし合っていたかを感じさせれれる、否応なく。どちらも正しい、それでもぶつかってしまうことはこんなにも苦しいことなんだろう。だからこそ!最後のドクペでのシーンは思わずうるっと来ちゃうくらい。誰も、悪くない。みんなが純粋に、ただ自分が大切にしたいと思ったものを守ろうといただけだから。次巻こそアリスの話、くるかな…?
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主人公になりたい2011/11/1040鳴海にやっと特技がでできたと思ったら、それさえもアリスに負けちゃうっていうね……
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オセロ2024/10/2739【KU】悪夢再び。四代目の親の“初詣で”でナルミが見つけたのは彩夏を命の危機に陥れた麻薬・エンジェル・フィックス。解決のキーとなるのは彩夏の失われた記憶と墓見坂がシュシュリと呼んでいた謎の人物。小さな違和感が解決の糸口になっていく中で、ナルミと四代目のアレは驚きましたし、彩夏の意思の強さはグッときましたね。そんなシリアスな内容でしたが、ナルミと四代目の親との漫才を彷彿とさせるやり取りの面白さとアリスの可愛さは癒し。
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