不思議系上司の攻略法 3
発売日 :
2011/12/26
平日は上司と部下、休日はメイドとコック。訳ありな二人の恋物語、第三幕。
クリスマスも近づき始めた初冬。メイド喫茶メイプル・ホームに、くだけた物腰の男が現れた。真夜の実兄で、石峰家と袂を分かった男、裕。彼は自身が興したネット販売専門のベンチャー企業 「ラムシーク」 のサイトリニューアル作業を、ケーイージーの真夜たちのチームに依頼しているのだという。 しかし肉親との仕事にも関わらず、真夜の表情は固い。彼女は以前、裕から共に家を出ようと持ちかけられた時、断ってしまったという負い目があったのだ。ぎこちない兄妹を心配する健二。さらに 「ベンチャー」 という独特の企業体系が生み出す波乱が、次々と振りかかり……!?
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 693円(本体630円+税)
- ISBN: 9784048862547
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メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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くりへ~2018/12/3158ネタバレあり今回のクライアントはカヨ兄が経営するベンチャー企業。ベンチャー企業ならではの粉飾決算や企業ヤクザとか、かなり危なげな展開。 ラストに二人が良い感じで幕引きで 読後感はよかった。 ただ、認証サーバの数が移行作業中に発覚って、ちょっと現実感なさすぎ。普通は初期調査で判るはずなのに。
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dr20062020/03/2838完結の第三弾。ラノベ的要所を押さえつつ企業買収や株式上場の画策等、社会派寄りのストーリーも健在。真夜と健二が務めるケーイージー社は、真夜の兄が経営するラムシーク社からECコンテンツ統合の業務を請負った。ラムシークは様々な会社の合併によって大きくなってきた企業だが、EC統合を機に株式上場を目論んでいた。そんな中、健二は経営コンサルについているファンド系会社の黒い噂を知る。タイトルの健二による上司(真夜)の攻略は、第一弾で半ば出来ているものと思っていたが、ラストで確り接着を果たすあたり、このシリーズに満足!
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Yobata2014/08/0734クリスマスも間近の初冬。真夜の兄・石峰裕が経営するベンチャー企業のラムシークと働くことになった健二達。しかしラムシークは相次ぐM&A企業買収によって内部対立が起こっており、さらには循環取引による粉飾決算が行われており…。最終巻。真夜の身内が登場し真夜に甘さと迷いがでちゃうものの、健二のおかげで乗り越えられたとよくある話だったけど面白かったよwお弁当の作り合いとか観覧車とかお前ら高校生かよと思わせる初心さだったけどねw兄のラムシークはフレンドリー,アットホームな職場だけどビジネスマナーとしては最低限の→
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ヤギ郎2015/07/2725何度も読んでいる一冊。面白い!現実に梶原くんのように頑張る企業マンはいないと思うが(毎回ケガをしてまで頑張る人がいないと願いたい)、その熱意に敬意を送りたい。ノベルの主人公のようにピンチの時になった名案を思いつき、上司である真夜さんをはじめいろいろな人を巻き込みながら、解決する。企業の専門用語もでてきて、勉強にもなる。この続き話は発売されるだろうか?著者の今後が楽しみです。
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ゴローさん2012/09/1922うわああああああああ!ラストシーンヤバいです!そっと近付いていって何したの!?カヨさんの家に行ってどうなったの!?これはもう攻略完了って事ですか!?(興奮が収まりません)今回はいつも以上にヤバい案件でしたね。まさに戦うSE(物理)って感じです。毎回そうですが、絶望的な状況からの打開が実に爽快です。次の巻で2人がどうゆう関係になってるのか非常に気になります。
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