甘栗と戦車とシロノワ-ル
発売日 :
2012/02/25
高校生探偵・甘栗晃の華麗なる活躍!! 太田忠司が描く青春ミステリ第2弾
父親が遺した事件を解決するため、探偵となった高校生の甘栗晃。次なる依頼人は、「名古屋最凶の中学生」と恐れられた、元不良の徳永。彼から、袋小路で「消えた」恩師を探してほしいと頼まれた晃は……。
- レーベル: 角川文庫 キャラクター文芸
- 定価: 607円(本体552円+税)
- ISBN: 9784041001684
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角川文庫 キャラクター文芸の新刊
みんなのレビュー
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kaizen@名古屋de朝活読書会2013/11/14132ネタバレあり名古屋出身の作家と知って手に取る。交通死亡事故、暴力団、高利貸しなど社会的事件をかいくぐる高校生探偵。小学校六年の先生の行方を捜す同級生からの依頼。読むと名古屋の話題満載。栄の日産ギャラリーでスカイラインの話題が出ている。残念。この間、日産ギャラリーは閉鎖。トヨタ自動車のお膝元で、長年がんばってきたのに。ところで、「シロノワール」ってひょっとしてコメダ珈琲のやつ?。すこし読むと出てきた。コメダ珈琲。そのまんま名古屋。コロってつめたい麺類も。著者は名工大出身。
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nins2012/04/2650甘栗探偵シリーズ第2弾。太田作品らしい青春の中にちょっぴりビターな仕上がり。二学期になって休学から復帰した甘栗くん。どうしてもまだなれない学生っぽくない会話口調も久しぶり。探偵からは一旦離れた甘栗くんの元に「戦車」の異名をもつ不良・徳永からの依頼。依頼内容は行方不明の音辺先生の行方。前半の雰囲気から後半はまた大人の世界を巻き込んでの事件へ。高校生にできる限界。理不尽な世の中。甘栗くん自身にも。後はやはりデニッシュの上に山もりのソフトクリームとサクランボ、タイトルにあるコメダのシロノワールが凄く食べたい!
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ううち2014/06/2046続編だとは知らずに読んでしまいましたが前作を知らなくても楽しめました。キャラもストーリーもわかりやすくて面白かったです。甘栗くんの高校生とは思えないほど大人びた思考、言動に惚れそう。結構タイプです(笑)ころうどんとシロノワール食べたくなりました。小路幸也さんの解説も良かったです。
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したっぱ店員2012/04/0441かわいい表紙とラノベっぽいタイトル、でもやっぱりがっつりハードボイルドなんですね今作も。愛すべき甘栗君の話すかっこいいセリフ、センス感じる。好きです。 今回の依頼者、徳永も魅力的で応援したくなるなあ。楽しく読んでいると最後にぴりっと苦味が効いてて印象深い余韻が残る。続編も(あるのかな?)読みたい。もちろん読んでるとコメダに行きたくなって困った。シロノワールもだけど、今度行ったらスクランブルエッグトースト食べよう!と決意。
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竹城 俊之介2020/11/2238ネタバレあり前作は夏休み前、今回は新学期。長い夏休みを引っ張るのかと予想していたのが、意外にあっさり高校復学した甘栗くん。でも学校キャラの出番は少な目。 今回は失踪した小学校の女性教師を探す話。依頼人の徳永君は、ちょっと武闘派(な過去を持つ)高校生。いかつい見た目と裏腹にシロノワール好きな甘党野郎。彼が良い奴なのが一服の清涼剤。 可愛いイラスト&ファンシーなタイトルと裏腹に、交通事故被害者やら、ヤクザやら、物語は結構ビター。交通事故辛い。 色々嫌なシーンが続いた後、徳永君とのラストシーンが良い。そうだ、コメダ行こう。
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