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角川ビーンズ文庫の新刊
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真理そら2021/11/2650作者はどこかで薪能を観て能に魅せられこの物語の第一巻を書いたとのことだが、その薪能の演者は誰だったのだろう、これほどのインスピレーションを与えたその能を観たかった。基本的には舞に憑かれた白火と蒼馬の舞の境地と恋が深まっていくシリーズだが、巻が進むごとに魅力的な新キャラが登場して白火に魅せられてしまう。こういう魅力的な新キャラが活躍すると肝心のヒーローの魅力が霞むものだけれどそういうこともなく蒼馬は魅力的だ。剣の皇子こと式部卿宮帯刀がいいキャラだけど彼は白火と共に舞うことができないから次の恋を待って貰おう。
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ひめありす@灯れ松明の火2014/02/2233始まりは一筋の刃が放った凶悪な銀の光。血の滲む悔しさもあっただろう。夜叉に身を貶す時も、鬼女になり果てる日も。月の光の冷たさに心凍てつく夜も、雷と風の嵐の晩も、皐月の風が吹き荒ぶ日さえ。だけど紅葉に護られた山里の城で、満開の桜の花の下の大舞台で、二人はそれぞれの人生を舞いながら、時にシテとしてワキとして、ツレとして、同じ舞台で存在理由を証明しようとした。今梔子の甘い香りの中、何にも染まらない白い衣装の二人、なんて綺麗なんだろう。蒼き細馬、白き篝火。二つの強い力に見守られて、日輪もまたキラキラと光を放つよ。
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シュウ2018/01/099帯刀が男前過ぎる。舞人としてのこれからの二人も観てみたかったな。これで完結も寂しいかな。
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絳楸蘭2013/08/159この二人がイチャイチャしていると安心できる。でも、帯刀さまや井澄さまにも同じようになってほしかった気もする…。黒幕に「オイッ!」って思ったけど、それだけ大事だったのよね。白火のせいって言っていたけど、人たらしもそろそろ自覚させないとまた事件がおきそう(苦笑)その時は、蒼馬さまはじめ殿方がたくさん手を差し出すんだろうけどね。ともあれ、めでたしめでたし!!
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みとん2016/05/148ううーん。黒幕が彼だったことにビックリ。確かに「座に命捧げてます」みたいなところはあったけど。白火も手に入らないわ、相方も失うわって、井澄さんが可哀想だ。そんななかでちゃっかり白火を取り戻してる蒼馬が気に入らない!カイ、もっと強い術かけとけばいいのに(笑)朧と矢涼ももっと見たかったなー。ラストの大きくなった彼らが見れたのは嬉しいけど。氷見は何となく頭の良い姫とお互い政略と承知で結婚しつつ、よいパートナーになってそう(笑)井澄さんと帯刀皇子は・・・。独身?白火たちは双子どころか子だくさんになってそう・・・。
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