魔神館事件 夏と少女とサツリク風景

発売日 : 2012/09/25
変格キャラクターミステリシリーズ第1弾“館モノへの挑戦状”
一本の電話により、「魔神館」と呼ばれる館の落成パーティーに参加することになった高校生の白鷹黒彦。そこで起こる凄惨な殺人事件。不思議な少女・果菜とともに謎に立ち向かう黒彦だが――!?

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みんなのレビュー

  • セウテス
    2021/03/20
    【犬神兄妹と黒彦シリーズ】第1弾。亡くなった父親の代わりに、山奥の洋館魔神館の落成式に白鷹黒彦は招待される。12の星座とサークルの中央に巨大な石像がある館に、12の星座の部屋と其々の星座の人々が集まる。やがて嵐によるクローズドサークルと化した館で、次々と殺人事件が発生する。物語の設定からは、これでもかの本格館ミステリの雰囲気が感じられるが、黒彦と絡む犬神兄と妹の果菜が、如何にもアニメ的キャラで不思議な感じだ。ミステリとしては想像はつくのだが、せめても伏線や暗示の仕方から論理的な推理が出来る方が良いと思う。
  • へくとぱすかる
    2020/08/22
    8年越しの積読。ようやく開巻しました。抜群にリーダビリティが良くて、中盤は1分で10ページも読めました。ここまで速く読めて、ほぼ理解できるミステリも珍しい。同じ「館」でも、小栗虫太郎の「黑死館」ならこうは読めないはず。オビに「"館ミステリ"への挑戦状」とあるが、まさにその通り。古典や新本格の定石をパロっている要素も楽しい(何がそれとは書けませんが)。とはいえ魔神信仰や人物の過去に意外性を取り入れたり、嵐で孤立した山荘という設定で、物語を盛り上げているのはさすが。読み終わってもやっぱりハテナちゃんは謎だ。
  • マーム
    2016/03/23
    ネタバレあり
    迷探偵・白鷹黒彦の事件簿第1弾。嵐により外界から隔絶された洋館。そこで発生する連続殺人事件。舞台設定としては申し分ない。圧倒的な暴力により殺害される被害者たちは悲惨。とても大掛かりな、極めて凶悪なトリック。そして、想像の上を行く驚愕の犯人像に唖然。ちょっと頼りない迷探偵の暴走気味の推理。謎の多い博士と天然キャラの妹。彼らが程よいスパイスとなったバカミス的ストーリーが、読んでいてハラハラさせられ、思いの外楽しかった。私にとっては、村崎友著『風の歌、星の口笛』以来の大がかりなトリックに出逢ったという印象です。
  • りょうこ
    2013/02/06
    大好物の設定。期待して読みました!そして期待を裏切らない面白さ!キャラ立ちも良く、結構な厚みがあるのに会話が軽妙でポンポン読めた!次作を2冊手元に置いてあるので早速第2段に取り掛かります!次は学園ものだぁ!
  • しょう
    2021/04/17
    ネタバレあり
    黒彦が父の代わりとして訪れた魔人館。館の主である東作が殺害され、外界との連絡手段が途絶してしまうお決まりの展開。殺人事件が連続して発生する合間にも東作の人となりや黒彦の父・武雄の死の真相などが明かされ、結末への影響を思わせる。「世界最高の知性」と言われた清秀ではなく、黒彦が探偵役?となって東作殺しの犯人を割り出したのはちょっと謎。しかも西木・蒲生殺しの考察についてはさすがに本職の探偵のようにはいかず著しく精細を欠く。ラストにおいても肩透かしをくらった印象で→