るるいえば-すでい クトゥルフ神話TRPGリプレイ
発売日 :
2012/10/01
私は樋口さやか。御津門学園の二年生。
「宇宙的恐怖からは簡単に逃れられはしない…どれだけ時間が経とうとも、まるで昨日のことであったかのように、突然、恐怖はよみがえるもの」この世には、宇宙的恐怖という、みんなの知らないものがある。それはずっと昔から存在している。るるいえ堂の古書の棚を見れば、そんな禁断の知識が記された魔道書と呼ばれる大昔の本が何冊も並んでいます。『ガールン断章』『エルトダウン・シャーズ』『ナコト写本』、『南洋奇記』…。なんだかじっとしていられず、私はカウンターから立ち上がると、そのうちの一冊を手に取ってみます。タイトルは『屍食教典儀』という、英語で書かれたノート。私はおそるおそる、ページをめくってみます…。さやかの誕生日を前に御津門学園で起こる怪事件、1930年代のるるいえ堂の開業にまつわる怪奇譚、辰巳邸で起こった惨劇をきっかけに開いた異界への扉…再び神話的怪事件に挑戦するさやかたちを描く、3本の新リプレイ。
- レーベル: その他単行本
- 定価: 2090円(本体1900円+税)
- ISBN: 9784047283299
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みんなのレビュー
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a432016/02/2511この前読んだクトゥルフ神話を題材としたゲーム(何というジャンルなのだろう?ボードゲーム?はじめは、オンラインのゲームかなとか思っていたが、サイコロを使うアナログなゲームらしい。)そのシナリオを3本、4人のキャラと審判役?進行役の人がロールプレイしたものをおさめている。シリーズ4作目で人気のようだ。「宇宙的恐怖」を題材としているのでこの世のものではない怪物が出てくるが、舞台は日本で女子高生が仲間と戦う。なんか、ヘタな小説より面白かった。今作から読んだので京の年齢が不明。読者の方で実際に↓
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星野流人2015/03/179今回は「誕生日」にまつわる3つのエピソードを収録。一つはさやかちゃんの、もう一つはるるいえ堂の、そして最後の一つは……。今回は番外編として、エピソードの一つはソースブック「クトゥルフと帝国」を使用した、昭和初期を舞台にしたシナリオを収録。やることは今も昔も変わらないとはいえ、昔の有名な出来事や偉人の存在がうまくシナリオに盛り込まれていると、その感動はひとしおです。携帯電話どころか、電話すらもが満足には普及していない時代、というのもポイントですね。
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砂糖と塩2012/10/185ライトなノリのクトゥルフTRPGリプレイ4冊目。年に1冊ずつのペースで、息の長いシリーズとなってきました。ライトとはいっても、内容はしっかりクトゥルフもので、TRPGだからこそ重くなり過ぎない気がします。今回も1章を小説でやったら、かなりグロ描写が多くなったような…。個人的なお気に入りは、昭和初期を舞台とした番外編の2章。虚実織り交ぜた当時の描写+ミステリー好きがニヤリとできるお遊び要素山盛りで、出だしから終わりまで楽しかったです。キャラの内面に触れた3章も、長期シリーズならではで良かったですねー。
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ふもふ2012/10/043のほほんとしてた割に結構エグい話だった気が…舞台が現代じゃないってのは新鮮だったな、そして帝国verのさやかちゃんと睦ちゃんの挿絵が可愛くて良かった
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コリエル2013/12/112さやかちゃんがマスターの罠にかかって正気度をちょっとずつ減らしていっててやばそう。あと辰巳先生は萎縮の魔法まで食らっちゃって不幸のてんこ盛りが止まらない。
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