演じられたタイムトラベル
発売日 :
2012/11/22
『殺戮ゲームの館』の土橋真二郎が贈る、《密室》サスペンス最新作!
制作の頓挫したゲームアプリの開発者たちが一堂に集められ、ゲームのプレイヤーを“演じる”ことを命じられる。矛盾を起こせば死――記憶だけを頼りに抜け落ちた時間のイベントを補完する、決死の舞台が幕を開ける。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 693円(本体630円+税)
- ISBN: 9784048912075
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
-
どら2023/08/3029ネタバレあり積読消化。リアルな生存をするため、バーチャルな世界の過去と未来を辻褄合わせのためタイムトラベルをするという設定はかなりユニーク。オチも綺麗に繋がっている。舞台をドッグビルのパクリにしたのは(作中でキャットビルと言う単語が出ていたが)構図をシンプルにするためなのだろう。惜しむらくは描写や物語が分かりにくい。説明に相当の紙数を割いているが、いつも通り土橋の文章力の問題だと思う。作品全体のアイデアは著者の他作以上に凝っていただけに本当に勿体ない。ラスト1時間の展開は面白かった、最初からこのテンポならと残念。
-
た〜2013/04/3023時間移動のないタイムトラベル。かなーりエグい。
-
星野流人2012/11/3022私見ではあるが、これまでのメディアワークス文庫における土橋作品は、「殺戮ゲームの館」ではゲーム性を、「生贄のジレンマ」では人間の心の闇を描くことにそれぞれ特化した作品だったように思う。メディアワークス文庫では3作品目となるこの作品では、ゲーム性も心の闇も、つまり土橋さんの得意とする両ジャンルをうまく交えた作品に仕上がっていると思う。突如として押し付けられたゲームを行う中で、人間同士の汚さや疑心暗鬼を描き出す。緊迫感のあるシーンでは、読んでいるこちらも緊張してしまう。
-
東西2015/05/3113ネタバレありロールプレーで演じるゾンビものとタイムリープを題材にしたデスゲーム、と 死が迫る中、ゲームが現実のように感じられる設定に付いていけるかどうかでだいぶ評価が割れそうですね それにしても、眸の恋人がまさかの… 主人公ではないだろうとは思ったが、そうとはね ところで、一番最後の脱出シーンのネタばらしのところ、 BOOK WALKER版で読んだが、よりによって誤字で4Fが40分に浸水ってなってるが、おかげで、最初意味がわからんかった 40分に浸水して、45分に屋上から1つ前のループの2人が脱出だと攻略不能じゃねー
-
しぇん2014/01/0213館物ですがこの展開の気持ち悪さは流石としか言えません。ゲームの方は画像もついていましたが少し解り難かったですが緊迫ある展開で楽しむ事ができました。個人的に土橋先生の作品で一番好きな殺戮のフクナガアイという名前でびっくりしました。学生結婚してるのか……。
powered by
レビューをもっと見る