露壜村事件 生き神少女とザンサツの夜
発売日 :
2013/01/25
迷探偵・白鷹黒彦の事件簿、第3弾!
黒彦と果菜は、あるハガキがきっかけで、山間の村・露壜村(ろびんそん)に足を踏み入れる。その瞬間から、またしても恐怖の連続殺人事件に巻き込まれてしまうのだった!? シリーズ最強の難事件!
- レーベル: 角川文庫 キャラクター文芸
- 定価: 901円(本体819円+税)
- ISBN: 9784041006603
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角川文庫 キャラクター文芸の新刊
みんなのレビュー
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へくとぱすかる2020/08/2457シリーズ3作目。途中で真相はこれではないか? と気づかされたが、作者はおそらくそれも承知で、驚くほど詳細な設定を用意していた。とはいえ、そこまでは読者には推理できない。「挑戦状」は読者にではなく、岡山県の山奥の村という、横溝作品の世界に向けられている。この着想がすばらしい。生き神様にさせられてしまった果菜がどうなるのか、帰ることができるのかと、最後までハラハラさせられっ放しだった。これがあるから、長い物語を一気に読めたのだと気づく。今回は時間をかけてじっくり読んでみたが、それでも1日で読み終わった。
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hnzwd2013/02/1450シリーズ第三作。安定感すら感じていたのに例外&新キャラかー。中村青司の館とどうしても比べてしまう本シリーズ。本家がその路線に行ったのはもう少し経ってからだったような…。とはいえ、根っこが完全に違うので、これはこれで。次は、、神楽が再登場かな。
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しょう2024/03/0343ネタバレありシリーズ3作目。犬神清秀からの年賀状に書いてあった誘いの文。これに導かれるように果菜を連れて露壜村を訪れた黒彦。しかし露壜村には肝心の清秀の姿は見えないままに、血生臭い事件が発生する。外界から隔絶された村のお家騒動や、村に伝わる因習や言い伝え等々黒彦や果菜の軽快な会話を脇において、舞台設定だけ見ればかなり横溝作品っぽい。村の名前を見るにコメディ要素を少し考えたが、その実かなり本格的で犯人像や動機も含めて非常に面白かった。
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ありす2020/06/0341館、学園と来て、今回は村ミステリ。犬神博士に呼ばれて黒彦と果菜が向かった先は岡山の山奥・露壜村(ロビンソン)。週に2便しかバスが無い村に辿り着くが当の博士は訪れていないよう。博士はどこに行ったのか?そして黒彦と果菜が巻き込まれた綾樫家内の殺人事件の真相は?濃霧の中で起こるような事件、霧が晴れて現れた真相は夢が覚めたような現実。色々推理はしたもののこれは予想外。なかなか登場しない博士にもヤキモキ。果菜ってこんなに人間ぽかったっけ?【探偵黒彦シリーズ3作目】
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りょうこ2013/02/0838また新たななぞの人物登場です!このシリーズ面白いなぁ。早く続き出ないかな。今回も黒彦君の迷推理が読めて楽しかった。ハテナも可愛いし..(≧▽≦)次はどのミステリーに挑戦かな?楽しみにしながら次巻を待ちます。
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