不思議絵師蓮十 江戸異聞譚 2
発売日 :
2013/01/25
江戸の情緒あふれるふしぎな浮世絵物語。人気作、待望の第2弾!
描くものに命を吹き込む不思議絵師、蓮十の周りではいつもおかしな事ばかり。お嬢さん小夜に悪友の歌川国芳も加わり、江戸の町をいったりきたり。十軒店の雛市で、鼠除けの絵から猫股が抜けだしたって?
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 649円(本体590円+税)
- ISBN: 9784048913331
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みんなのレビュー
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ひめありす@灯れ松明の火2014/02/1555もののふな猫又さんが可愛い2巻でした。何が可愛いって猫又さんにつられてにゃんがにゃんが言ってしまう蓮十と国芳です!可愛すぎますよ。ようやく蓮十の恋心も一歩前進したのでしょうか。無意識に触れてしまったり嫉妬してみたり、やきもきしつつはらはらしつつ、でも微笑ましい気持ちで読みました。大夫は今の蓮十の生き方を認めて、自分から手を離したのかもしれないけれど、でもいつか籠の中の鳥は自分から籠に戻ってくる、と思っているのかも知れないなあと思います。2巻まで纏めて読んで、その後続きが出てないので、続きを気長に待ちます。
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ううち2014/06/2739蛙、兎、亀のトリオの掛け合いが好き。武士のお猫様がカッコ良い!今後も活躍してくれるかな?相変わらずの野暮豆腐だけど、蓮十さんの過去が少しづつ明らかになってきて面白かったです。続きも首を長くして待ちたいです。
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cozicozy2014/06/0337【図書館】絵師・連十さんの描く絵にまつわる物語。秘密な過去を抱えながらも、絵師として絵の腕前と不思議な力によって、人々との関わりを通して、絵師としても人としても成長する姿に、物語のなかの人物ではありますが、応援したくなります。お小夜お嬢さんとのやり取りもなんだか、お高いに一方通行な感じですが、面白いです。この先、どのように展開するのか?楽しみです。続きが読みたいです。頭のなかに江戸の町ではありますが、勝手なイメージ的に映画『伏 鉄砲娘の捕物帳』のようなパラレルワールドのような世界観が広がります。
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dr20062017/01/2235描いた絵が動き出すという絵師連十の文化文政江戸人情あふれる不思議譚。第二弾は、連十の絵師としての成長や、連十に恋す小夜との伸展が読みどころだ。小夜と連十の会話は有川浩さん張りの甘さで尚もほほえましく、ついニヤけてしまう(笑)。連十の絵は一部を未完成にすることで、動き出すのを阻止することができるが、不完全と思い描いた絵が、意に反して動き出すことがあり、そのことが思わぬ事件とミラクルな解決をもたらす。3話収録されているが、小夜とのことなど次作へつながる主題的伏線があるので第三弾も読みたい。面白かった。
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nyanco2014/01/1330「猫と鼠」では、猫好きの国吉がネズミ避けとして猫の絵描きの仕事を引き受けてきて…というお話。また今回も猫が飛び出して…と楽しい展開でした。表紙に使われた初鰹の話も楽しかった。『ろくろ首の娘』は、他とは少し違って物悲しい雰囲気もあり、作品に幅が出てきました。それにしても、かたやまさん、どのキャラもとても楽しく、さやかさんのイラストも本当に作品にピッタリだし、楽しいシリーズです。まだまだ続きが読みたいので是非ヨロシクお願いします!
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