プリズム少女 四季には絵を描いて
発売日 :
2013/07/25
こんな近くにいるのに。まだあまりにも、きみは僕から遠い。
高三を迎えた少年・真崎は、かつての友人・千代川可苗と再会する。四季の巡りとともに、天才と呼ぶに相応しい彼女に紐解かれる四つの謎。その傍らで少年が辿り着く答えは――優しくてほろ苦い、青春ミステリー。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 693円(本体630円+税)
- ISBN: 9784048918671
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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Yobata2014/08/1126大学受験が迫る高校三年生になりながはも志望校,そしてその先の夢について考えることができない真崎賢太郎。一応として通っていた予備校で小学校当時友人だった容姿端麗,才色兼備の千代川可苗と再会する。才女の千代川に触れながら未来へ進む道を模索し始める青春もの。一応野球部最後の夏の配球読み,少女が万引きした理由,千代川の家庭の秘密とミステリはあるんだけどキャラもストーリーも単調で山がないのでいつの間にか始まっていつの間にか終わってる感じで中途半端な気がした。まず真崎の夢のなささが共感持てなかった。美術館の話での→
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ソラ2013/08/1725青春ミステリってわけじゃなかったけどとても面白かった。後書きまでいって気づいたけど還りの会でいってやるの作者さんだったのか。最後はわかっていたとはいえなかなか切ない。
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(●▲●)とらうまん(*^◯^*)2013/08/1320(試合中に外部と連絡取ってちゃ)いかんでしょ。 ちょっと切ない青春ミステリ、これは好きな人にはたまらんだろうな。 受験や進路といった目的なき未来に戸惑い迷う主人公の心情描写が、非常にリアルに描かれてましたね。 ただ個人的には、面白かったとは言い難いところもありましたかね。テンポやリズムは各章とも良いんだけど、野球編以外は展開的に最後まで盛り上がりに欠けたままだったというか、淡々とした雰囲気に味気なさを感じちゃったですね。 著者のデビュー作のほうも気にはなってますが、すぐに読んでみたいかは微妙な感じ?
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hukimax2013/08/2916全体に漂う侘しさとか苦さが非常に私好みでした。青春ミステリと謳っているわりに、あまりミステリではないですが、一応、日常の謎系列ですかね。若干無理やりその形に押し込めてる感はありましたが。その他何かと惜しいと思う点はあるものの、真崎と千代川の絶妙な距離感とか個人的にツボです。最後はそうなるだろうと分かってはいても、やっぱり切ない。玉置も報われないのであろうなぁ。あと、グリーングリーンは小学校の給食時によくかかっていたなぁとしみじみ。著者の前作もビター青春モノらしいので読んでみようかと思います。
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zaki2013/08/0114前作で作者さんが気に入り購入。今回も高校生がメインのお話。高校ミステリーと書いてあったけど読んでいたらそんなに謎とかは気にならなかった。普通に「青春してんな」とか呑気に思いながら読んでいました。全体的に普通に面白かった。読み始めると結構のめり込んで一気読みしてしまいました。しかし、最後は何を探しに行ったのかわからず少しモヤモヤ!なのでまたもう1回読み直していきたいと思います。多分いろんなところに伏線が隠れていると思うので2度目はまた違った面白さがあると思います。千代川さんが思ったより戦○ヶ原さんだったw
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