シュヴァルツェスマ-ケン Requiem-願い- #2

発売日 : 2013/08/09
少女の愛情と妄執のルーツを語る短編集第2弾!
少女の愛情と妄執のルーツを語る短編集第2弾!
  • レーベル: ファミ通文庫
  • 定価: 770円(本体700円+税)
  • ISBN: 9784047290143

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みんなのレビュー

  • のれん
    2022/06/23
    ネタバレあり
    今回も添え物とは思えぬ須玉の短編集。 本編ラストの描写の真意を仄めかすグレーテルの過去編。移民というこれから益々リアリティを上げる溝の中で戦うファムの過去編。 両者とも救わんとする決意があるが、リィズの過去編は本編から予想できるように圧倒的な絶望感。アクスマンに怒りをぶつけてもどうにもならない。妹という禁忌の女として、彼女は選ばなければならなかった。 国ではなく、家族を守る。本編で培われたテーマを遵守した結果、彼女は堕ちた。侮蔑と絶望と戦い続けたのに、彼女は望む愛を受けられず報われなかった。(1/2)
  • 無重力蜜柑
    2022/05/22
    ネタバレあり
    外伝第二巻。一巻以上に壮絶な話が多くて鬱。「帰れないふたりのために」:グレーテル過去編。一番好きなキャラなので嬉しいが、内容は少し薄くて物足りない。優等生な社会主義少女だった彼女が東ドイツの真実に気付いて、「エリートとして」この国を変えようと決意するまで。しかし過酷な現実の中で理想はすり潰され……666中隊の中では一番ストレートな救いを得たキャラかも。「どうか、あの幸せな日々を」:リィズ過去編。やはりというかエグすぎる。こんな過去を持っていてはテオドールとの間に絶望的な溝が出来てしまうのも当然か。悲しい。
  • ラル
    2015/04/30
    短編集第二弾。柴犬は短編集も絶対読んでね。グレーテル、リィズ、ファムの話しに明るいキルケの話題で締めくくり。特に「どうか、あの幸せな日々を」はレクイエム1巻のシルヴィアが可愛く思えてくるレベルの絶望。リィズへの愛しさが急激に高まったお話でもある、ってかこれ読んで高まらねェやつは労働キャンプ送りな。この作品内で特別大嫌いで大好きなお話。これノリノリで書いたとか内田先生マジアクスマン。アクスマンへは殺意しか沸かない。人心掌握の意味もあるとはいえあのベアトリクスが良いやつに見える不思議。次巻は個人的に最高の一冊
  • シャルシェ
    2015/08/17
    Requiem-祈り-に続いて、短編集第二弾である-願い-。グレーテル、リィズ、ファムの過去編、最後にクールビューティであるはずのキルケが暴走しちゃった話。リィズ編は言葉に表せない……壮絶とかそんな言葉が温く感じてしまうほど。5巻読んだ後とこのリィズ編を読んだ後ではがらっと気持ちが変わりました。沈んだ気持ちで読み進めていたのですが、キルケの話で笑わせてもらいました。東と西が手を取り合えば……作中でもカティアたちが言っていますが、そう思わせてくれる話でした。6巻も楽しみです。
  • ウラー
    2016/02/21
    ★★★★☆グレーテル、リィズ、ファムの過去編とキルケの短編。重い話が多いのでテオドールをかけて野球拳をはじめるキルケの話は清涼剤でした。個人的に一番気に入ったのはグレーテルの話です。国が垂れ流す汚染物質のせいで妹が失明したカレル少年の「僕はこれでも、この東ドイツという国が好きなんだ。君と同じようにね」という台詞が印象に残ります。目を覆いたくなる現実を前にしても、掲げる理想を恨むのではなく、理想の犠牲になる人を減らしたいと願う。人間の理性の素晴らしさを感じます。→