ビュ-ティフルマンデ-

発売日 : 2013/09/25
歪んだ人間たちの運命が交錯するとき、美しくも哀しい人生が浮かび上がってくる
黒崎の仕事は、人殺しだ。しかし土日は休みなので、たとえ高額の依頼があっても断る。彼は真面目な男なのだ。 正哉は、勉強もスポーツも万能の天才少年だが、いまは万引きを繰り返す日々。ある少女と出会い、彼は初めて恋というものを知ることになる。 翔子は、太めの男性専門の結婚詐欺師。相手にサービスするのだから見返りは当然と考える、良心的な女性だ。 どこか歪んだ生き方をする彼らの運命が交錯するとき、奇妙で予測不可能なドラマがうねりはじめる――。 切なくも意外なその結末に、人生の美しさを痛感する。

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みんなのレビュー

  • はつばあば
    2020/06/23
    「わけありの方、歓迎します。 斎藤さん家の五ツ星アパート」の作者さんだから心して読んだのだけど・・ジグソーパズルを当てはめるような文章は・・もうしばらくは止めておこう。あっちこっちと登場人物がいて、この子はアレだなとか、この女の子が・・えっ?とか。もう頭の中がこんがらかってとうとう自分自身にボケを進呈した。。パズルって一つでも合わないと絵にならない。人生は一つや二つパズルが合わなくったって生きていける事に安心してください
  • (●▲●)とらうまん(*^◯^*)
    2013/11/08
    土日の週休二日を厳守する真面目な殺し屋、退屈な日常で初めて恋を知った万引き少年、相手にサービスするのなら見返りは当然という結婚詐欺師……まっとうじゃない彼らの運命が徐々に繋がりをみせていく、群像劇ならではの構成が読みごたえある一作。 淡々と歪んだ人間たちの物語が並行して進んでいってるようで、些細な違和感や伏線からミスリードの気配を感じとることができる程度には、こういう作品にも馴染めてきたかなぁとw 群像劇好きとしては十分楽しめたし、この作者さんが次にどんな作品を書くのか、楽しみでもあります。
  • た〜
    2013/10/01
    どんな関係があるのかわからないが、幾つもの話が同時進行していきだんだんそれらが交差しこんがらかってゆく。そうして一気に解消し一本につながるのラストが実に爽快。
  • kei@名古屋
    2013/10/22
    なんて言えばいいのでしょうか。中学生時代の日記を読まされてる、そんな感覚です。一言で言えば、すごく恥ずかしい。。。私も、あの作家さんが大好きなので、もしも私が作家の真似事をしようとしたら、こうなっていたのではないでしょうか。でもすごくわかるんだよね。内容は、他の人の言うとおり、一つをすぐネタバレさせるようにしてのミスリーディング。まぁ、よいのではないでしょうか(なんて偉そうな感想だ)
  • にゃんこ
    2013/10/06
    宇佐見氏のデビュー作。 あとがきにてご本人が明かされてますが、本作は伊坂幸太郎氏の作品の影響が多大…らしいです。 私自身が伊坂氏の作品は未読なので、その辺の所がわからないのがすごく残念ではありますが、その、作者本人がハッキリ言い切るぐらいに似ているのならば尚更、未読で良かったかも…とも感じています。 だって、本当に素直に面白かったから! いろんな話が交差して、こんがらがったりもしたけれど、そっかー、こう繋がるんだー!って、最後は一気読み♬ 最後に出て来た大家族が、生まれ変わりなら…いいな☆