天使のど-なつ

発売日 : 2013/10/25
美味しいドーナツづくりに情熱をそそぐ留衣。純粋で天然な彼女を描く、甘くて心躍る物語。
男やファッションに興味なし。出世や金にも興味なし。垢抜けなくて野暮ったい灰庭留衣は、無類のドーナツ馬鹿だった。他人から変わり者扱いされても気にすることなく、一日中、美味しいドーナツのことばかり考えていた。 留衣が勤めるのは、首都圏に展開するチェーン店「羽のドーナツ」。代々木本社の開発部に所属する彼女の夢は、食べた人が笑顔になるドーナツ、食べた人を幸せにする奇跡のドーナツを作ること。 そんな彼女が巻き起こすトラブルの連続に、はじめは呆れていた周囲も、やがて――。 甘くて愉快で美味しい、心躍る物語、ぜひご試食あれ。

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みんなのレビュー

  • masa@レビューお休み中
    2017/06/27
    ドーナツ好きで、ドーナツマニアで、ドーナツをお仕事にしちゃった主人公・留衣ちゃんの物語。見た目は小学生のようですが、実は社会人で、「羽のドーナツ」というチェーン店の開発部に所属しているという…。好きなことを仕事にするって大変なことかもしれないけれど…。彼女を見ていると、好きなことだからこそ真剣に取り組めるし、困難にも立ち向かえるのだなということを改めて感じましたね。お仕事小説の側面もあるけど、どちらかというと、好きなことと向き合うためのお話かなぁ。
  • ちはや@灯れ松明の火
    2014/03/24
    まるい形は頭上の輪っか、ふんわり生地は背中の羽、天使のおやつを召し上がれ。どうしてこれが売れないの?舌の上でとろけるクリーム、心の隅に残った苦み。どうしたら食べてもらえるの?小麦粉同様企画だって捏ねまわさなきゃダメ。プレゼンは膨らませるイースト、店頭POPはチョコのコーティング。ドーナツを生み出すこの場所を守るため、何ができるの?揚げ油の熱が、胸の中まで伝わってくる。友達、仲間、どちらの響きも心地いい。届けたいのは笑顔、ほしい言葉は「おいしい」。たったひとつのドーナツが、あなたに奇跡を起こしますように。
  • メロリン@5月は再読強化キャンペーン!
    2014/02/01
    スッキリと無駄がなく少ないページ数でこの作品を描いた事はとても素晴らしいと思います。各人物のドーナツにかける思いなどもよく描かれていたと思います。題材はドーナツでしたが、他の食べ物や商品などに置き換えても楽しめると思えることから作者も作家としての力量も確かなものだと感じました。各キャラの掘り下げもちゃんと行われており、この手にありがちなどこか違和感がある?といった感じがなかったのも良かったですね。留衣のドーナツ好きも突き抜けていて良かったですね。実際に『羽のドーナツ』があったら食べにいってみたいものです。
  • びゃく
    2014/01/17
    ネタバレあり
    図書館。ドーナツが大好きでドーナツのことしか頭にない主人公が、経営難にある自社を救うために奇跡のドーナツを作ろうと奮闘する物語。清々しい読後感で、とてもよかったです!企業買収の話が出てくるので、重かったりしんどかったりするシーンもあるのですが、一途で純粋な主人公・灰庭留衣の熱意と想いに読者も巻き込まれていく感じ。次第に留衣に感化されていく同期の二人との友情にもじーんときました。ドーナツ作りの現場や試行錯誤も、分かりやすく興味深かったです。
  • (●▲●)とらうまん(*^◯^*)
    2013/12/30
    ストーリー自体は比較的シンプル、天真爛漫な主人公がちょっとずれた感性と情熱で、大好きなドーナツ店の危機を救うお話。 良くも悪くも、主人公・灰庭留衣の天性のドーナツ馬鹿っぷりに全てがかかってる作品ですかね。 著者の前々作『カエルの子は』でもそうだったけど、物語自体は面白いんだけど構成とか諸々に書き込み不足というか甘さ?みたいなものを感じてしまいました。 地力はある作家さんだと思うけど、次に何か読むとしたら短編ものとか読んでみたいかなと思います。