あなたのために、ネコはゆく
発売日 :
2013/12/25
そのネコは、人に幸せを届けにきたのです ――純粋な心をもつ子ネコの物語。
ゴルフ練習場でボール磨きのバイトをしている子ネコ「ねむりっこ」。仕事の合間に食べる昼飯がチャーハンとわかめスープという、とても人間くさいにゃんこでもあります。人間に喜んでもらうことが何よりも大好きなねむりっこは、それがたとえムチャな願いであっても、叶えてあげようと必死にがんばるのでした。 そんなねむりっこが、あるとき、死に神に出会います。この死に神がまた、妙に人間くさく、あまりに人間に尽くすねむりっこを見て、ついつい心配してしまい──。 身体は小さくても、健気で純粋な心をもつ子ネコの、愉快で切ない物語──。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 715円(本体650円+税)
- ISBN: 9784048662727
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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suzuro@低浮上2019/05/0458ネタバレあり表紙を飾る白い猫、「ねむりっこ」が一応の主人公。 見た目は猫なのだこれど、本猫も自覚は無いが実は天使。 そんな人の為に何かしてあげるのが幸せなねむりっこ。ふとしたきっかけでまだ若い死に神に出会う。 各節目毎に、ねむりっこ、死に神のクリストファー、死に神と契約した人達の視点で話は進む。 いい話…いい話なんだけれどなんだか。イマイチ死に神と契約した人達とか好きになれなかったなぁ… 結局クリストファーはどうなってしまったんだろう… 北村はなんだったの??とかいろいろ疑問符が残ったまま終わってしまった。
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み2016/09/0826ジャケ借り。初読みの作家さん。う~ん、死神さんもねむりっこもキャラはいいのにね、楽しめず。残念。
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た〜2014/01/0426幾つもの物語がすれ違い、ラストでようやくひとまとまりに・・・なったんだろうが結局良くわからなかった
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シロうさぎ2014/04/1221ネタバレあり死を導きに行くも、人の改心を信じてはスケジュールを守れない死神。人を助けたくても思い届かぬ天使のねこ。そして死と希望の間に揺らぐ人々の心情が描かれる作品ですが、ライトノベルの割にはなかなか面白かった。「明日があるさ」もいいけど、一日一日を大切に生きていこう!って気持ちにさせてくれる小説でした。猫のねむりっこが健気で可愛い!
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那由多2021/03/2320児童書のような雰囲気がありました。死神が死神らしくない優しい死神で、心配してしまうレベルだった。ネコのねむりっこの献身も心配レベルで、冷蔵庫をネジロにしてる子ネコの白たび子も小さくて心配レベル。悪いことが起こりませんように、と願いながらの読書は落ち着かない。悪には勝てたが、切ない終わり方だった。
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