神さまのいない日曜日 9

発売日 : 2014/05/25
世界を救う夢を見た、墓守アイの物語――完結。
「私、死んじゃったんですね……」弾丸となったアリスを止めたとき、アイの心臓も止まった。「アイ、これからどうするの?」「三日、待っていて下さい」アイはナインと共に消えたアリスをひたすら待っていた――。

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みんなのレビュー

  • Yobata
    2014/10/22
    アイ・アスティンは土曜の朝に死んだ。自身の死を受け入れたアイは死者として埋葬されるか,永遠を受け入れるか…これからの在り方について考えながらアリスを待つ…。墓守アイの物語,最終巻。日曜日に神さまが見捨てたこの世界に神さまは結局いたのだろうか?「世界を救う」ために旅に出るも「失敗」し、一時は自分を見失うも「私」の在り方を見つけ出したアイ。たとえ神さまがいなくても、アイには夢があり,希望があり,仲間がいて,幸せで、これは「アイ・アスティン」の世界の物語だったんだね。自身が死者となり生と死について考え、自分の→
  • sskitto0504
    2014/08/20
    終わってしまいました。発狂したユリーが怖過ぎてビビりましたが、その他は最終巻にふさわしい内容で。アリスの暴走はこれからも続くのでしょうが、アイがうまく止めてくれるでしょう。アイの丘の話でお墓に行けたのもよかったし、最後までよい話でした。面白かったです。
  • リプトン
    2014/05/27
    これで終わりだとと思うと寂しいですが、派手さはなくても何かしっとりとした神ないらしい良い最終巻でした。今回はアイの死から始まったので多くの登場人物達の涙が印象的。そして、今までのキャラたちが次々と再登場してくれたのも嬉しかったです。アイのひたむきな信念と理性、感情がひしめきながらも決断し、また成長も感じられ色々グッときましたね。終盤のアイとアリスの不器用ながらもニヤニヤできるような会話も素晴らしく、これからの2人の物語が想像できるようなENDもよかったとも思います。今後も彼女たちが幸せであってほしいです。
  • 燈真
    2014/05/20
    生者と墓守のハーフであるアイが、死者となった。神ない最後の物語。家族が狂い泣き、友が泣いて、でもやがて受け入れる。死したからこそ向き合える友がいる。一人の人間の、すごく理想的な死の形。ウッラの中で心情を吐露するアイがすごく好きです。皆が受け入れた中で否定し続けるアリスは、やはりアリスですね。アリスにとって、そして"妹"ナインにとって、アイは最大の敵で、最大の味方。ある意味救いなのかな。最後の最後で、キリコ存在の意味がわかりました。幸せで、あり続けて欲しいなぁ。
  • U
    2016/04/18
    茨の夢に棘はあるか? 静かな静かなアイの死が降り積もって、でも光に溶けるような最終巻でした。砕けた月の音。死者の娘が友人と遊びに出かけるのを、世話焼きと鬱陶しがられながら送り出すユリーさんが胸に沁みた。こんなに優しく幸せな光景なのに痛くてたまらない。ところどころ挟まれるバカバカしい会話が通常運転だからこそどこか寂しい。これはやっぱり、不思議な歪さにあふれたお話だった気がします。アリスにとっての世界は、もしかしたらアイだったのかもしれない。そうだったら美しいし、そうでなくても愛おしい。誰もに幸あれ。