恋文
発売日 :
1994/04/03
託生が拾った誰かの恋文。こんなに熱く苦しい想い、一人じゃ負いきれない―。祠堂学院の秋から冬への物語。
託生が拾った誰かの恋文。こんなに熱く苦しい想い、一人じゃ負いきれない―。託生の焦りをよそに、寮内唯一の異学年同室者、二年の野沢と一年の駒沢の間に不穏な空気が…。野沢の恋人・奈良先輩の心配は募る。託生は恋文の事が気になりながらも、恋人・義一の単独行動に振り回されて…。全寮制男子高校・祠堂学院の秋から冬への物語。
- レーベル: 角川ルビー文庫
- 定価: 565円(本体514円+税)
- ISBN: 9784044336073
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みんなのレビュー
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真理そら2024/04/0642シリーズ6作目。『恋文』は感動的な愛の物語。優しくて大人の野沢と武骨な雰囲気の駒澤の場合は両片思いなのに気付かず駒澤はイライラしていた。むごい目に合ったのに「良いことづくめ」と言い切る野沢の強さに驚いた、野沢、駒澤それぞれのギャップが魅力的な話。寒がりやのタクミくんはいじけやすい性格でもある、こんなめんどくさい子と説明省略型のギイの間には誤解が生じやすいが、赤池や利久がいるから何とかなるよね。
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れみ2014/04/0126タクミくんシリーズ6作目。表題作は唯一の学年違い部屋の野沢くん(先輩)と駒沢くん(後輩)のお話。恋文の内容がなかなか素敵だけどちょっと恥ずかしい…(^_^;)そういえば最後のお話「ギイがサンタになる夜は」を読んだ当時、からし色という呼び名と色をこれで知った気がするなあ。あと、相棒(ギイ)を友人として思うあまり図らずもキューピッド役になってしまう赤池くんがなんともいい感じ(^^)
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扉のこちら側2014/08/2420再読。2014年561冊め。駒澤野沢カップルも好き。駒澤と真行寺が親しくなるのはこの後?
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椿2015/03/059再読。今回は、苛々しなかった〜よかった〜。サプライズして喜ばせようとして、いつもと違う行動をとるギイに、自分から心が離れたと思い込み「破局」と口にするタクミくん。ギイが不憫に見えて仕方なかったよ(笑)
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チカチカ2014/05/058再読。寮内唯一の異学年同室の二年生・野沢政貴(ブラスバンド部部長)と一年生の駒澤瑛二。託生が拾った、青いインクで書かれた恋文。少しだけズレた歯車の中、事件は起きる。3年生バージョンを読んでいる時は忘れていたけど、野沢ってヒドイ目に遭ってたんだよね。だけど「あれもこれも同じ」と言われて微笑んでいられるのは芯がぶれずに強いのだと思う。揺らがない気持ちは学年が違うことでこれからも多々起こる問題に真正面からぶつかっても障害を乗りこえていける強さに繋がっていると思う。続→
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