東池袋ストレイキャッツ

発売日 : 2014/06/10
ストリートを舞台に迷い猫たちが奏でる、せつなくて甘い青春と音楽の物語。
ずっとひきこもって音楽ばかり聴いていた不登校児の僕。けれど、ゴミ捨て場で拾った真っ赤なギターが僕の運命を変える。それには、交通事故で死んだギタリスト、キース・ムーアの幽霊が取り憑いていたのだ。 「俺が生きてる間に発表できなかった曲を、おまえが代わりに歌うんだよ」 幽霊に尻を叩かれ、僕は池袋で路上ライヴを始める。そこで出逢ったのは、身分を隠して夜の街を彷徨う歌姫ミウ、それから沢山の路上パフォーマーたち。 ストリートを舞台に迷い猫たちが歌い奏でる、切なくて甘い青春と音楽の物語。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 627円(本体570円+税)
  • ISBN: 9784048666244

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みんなのレビュー

  • よっち
    2014/06/12
    引きこもって音楽ばかり聞いていた不登校児のハルが、ゴミ捨場に捨てられていたギターと運命的な出会いを果たし、池袋のストリートミュージシャンとしての一歩を歩み出すお話。ギターに取り憑いていたキースはとてもミュージシャンらしい性格でしたね(苦笑)そんな後押しがあったとはいえ、理解してくれる人たちと知り合えた幸運。ハルとの交流があったからこそ、誰も気づかなかったミウの苦しみも救われました。ボリュームはなかったですが作者らしい、それでいて音楽が好きで書いていることを改めて感じさせる、良かったなと思える作品でした。
  • ソラ
    2014/06/21
    良作でした。いつもの杉井光の音楽モノ。安定感があって良いな。いつもは聞き流して去るだけのストリートミュージシャンの曲にも立ち止まって聴きたくなった。
  • Yobata
    2014/06/11
    部屋に引きこもり音楽ばかり聴いていた少年ハルは敬愛していたミュージシャンの突然の訃報を聞き、CDを捨てることに。その時ゴミ捨て場で拾った一本のギターにはそのミュージシャン・キースの霊が憑いていて、彼の新曲を歌うため池袋のストリートへ向かう。そこは迷い猫達が集まる場所で…。杉井先生お得意の青春音楽物語の連作短編もの。心温まる綺麗な話の数々だったが、心に残ったのはやはり三話目のアキラの捜索の話。杉井さんらしい儚くも優しい話だった。主人公のハルもヒロインのミウも杉井先生ならではの音楽には聡いけど恋愛には鈍い→
  • まりも
    2014/06/11
    いじめられ、引きこもりになった少年があるギターと出会い少しずつ立ち直っていく話。ガガガの脱兎リベンジを読んだときにも思ったけどロックをきっかけに変わっていくという話は自分の好みにドストライクだな。杉井光お得意の温かさと切なさが同居した音楽青春作品なので安心感もあるのがいい。仲間に恵まれ、幾つかの別れを経験する事で成長していくハルとツンデレ少女ミウの恋愛も含めその後が気になりますが変に続ける必要もないのかなとも思う。音楽への熱はやっぱりすごいな。
  • 異世界西郷さん
    2014/06/24
    引きこもりの少年が一本のエレキギターを拾うことによって引き起こされる奇蹟。なかなか良い作品でした。今回はいつもの杉井節がマイルドになっていて読みやすかったように思います。毎夜、池袋駅前で夢を奏でるストリートミュージシャンたちと主人公の心暖まる、それでいて心の中に深くは入り込んでこない関わり方が巧く表現されていてページをめくる手が止まりませんでした。この作品に関しては次巻は無い方がいいかもしれません。