路地裏のあやかしたち 綾櫛横丁加納表具店 3
発売日 :
2014/06/25
人気シリーズも、これにて終幕!妖怪たちと触れ合う洸之介の行く末は――
環(実は化け狐)が営む加納表具店に通いながら、さまざまな妖怪たちと心を通わせる高校生、洸之介。卒業を間近に控え、進路に悩む彼がくだした決断は……? 多くの読者に愛される人気シリーズ、ついに〈完結〉!
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 759円(本体690円+税)
- ISBN: 9784048666947
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みんなのレビュー
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とも2015/08/26116ネタバレありシリーズ完結。洸之介が進路についてモヤモヤしはじめた頃に母親が登場したことで洸之介の思いや葛藤に現実味が出たように感じました。決意してからはさらっとだったけど旅立ってもふらっと帰ってこれそうな終わり方は温かくて良かったです。個人的には蓮華の話が好きなのだけどもっと環の過去とか知りたかったなぁ。大人になった洸之介の話も読みたいです。
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hirune2015/10/18100個性が豊かすぎる妖たちに囲まれて相変わらず振り回されている洸之介、受験生なのに?^^;そしてお母さんも何考えているかわからないし。。夢より安定を一番に進路を決めるまるで「まれ」みたいな洸之介が周囲に揉まれて自分の心を見つめ直す巻でした。人間にも妖にも満遍なく愛されてるなぁ、洸之介☆最終巻楽しかったけど、鵺の奏の口調が好きになれなかったのが玉に瑕かなぁ( ̄ー ̄)
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七色一味2015/04/1483読破。シリーズの最終巻。なんでか? そっか、主人公が卒業するからだ!(多分ウソです)☆最後、人間の話で締めたのは良かったです。彼が今後、どういうカタチで表具と関わっていくのか、興味はありますね。ただ非常に残念なことに、表具に関する知識が皆無なもので、作品中その部分に関しては「へ~」「ほ~」程度で流してしまった。でも、今後掛け軸とか見るときは本紙以外にも着目したいな。
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dr20062021/03/2369第三弾。連作四編の中で「雪女」が一番良かった。10年前の冬、今と同じ高校生の姿をした雪女の蓮華は、公園のベンチで肩を落とす美涼と出逢う。意気投合した二人は花火に行く約束をするが、素性を隠し夏場に弱い蓮華は約束を破り、それきり疎遠となった。そんな蓮華が28歳になった美涼と再会することになるのだが…。妖怪は人間が想像した存在だ。人間を超えた存在が一種の畏怖を以て人間を戒めたり励ましたりする。最終話「人間」で主人公洸太郎の成長が描かれ物語は完結するが、これだけキャラがたっていて面白いので、是非続巻が読みたい。
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真理そら2023/06/2966タイトルから可愛い妖怪たちの物語かと思って読み始めたがそうではなかった。伝説の表具師と呼ばれる美貌の化狐が営む表具店で見習いをすることになった男子高生・洸之介の物語だった。天狗鎌鼬雪女鵺座敷童河童と登場する妖怪は個性的で自己主張も強いが、それ以上に迫力のある洸之介の母親、この母親を守るために進路を決めようとしてたなんて…。
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