陸と千星 世界を配る少年と別荘の少女

発売日 : 2014/07/11
もうひとつの“泣けない”少女と“笑えない”少年の物語。
もうひとつの“泣けない”少女と“笑えない”少年の物語。
  • レーベル: ファミ通文庫
  • 定価: 616円(本体560円+税)
  • ISBN: 9784047297265

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みんなのレビュー

  • た〜
    2014/07/09
    お互いに誤解からくるあこがれを抱いた少年と少女のすれ違いのような邂逅の物語。読んだ後はしばし余韻に浸りたくなる
  • ひめありす@灯れ松明の火
    2014/08/17
    重たい自転車のペダルを漕いで、あの別荘に近づく時、少しだけ僕の世界が広がるんだ。新聞を受け取って、僅かに指先が触れる時私の世界が始まります。キャンバスの中の世界は深く静かなのに、君の深層に触れられない事がもどかしい。お料理、お裁縫、芸術、新聞が教えてくれる世界は豊かで貴方が教えてくれたものと思うとなおさら愛しいのです。この目で見る君が愛しい。箱庭の世界、行きつく先がないのがもどかしいです。君が何処かで泣いていると思うなら。貴方が何処かで笑っていてくれるなら。この世界は少しだけ安らかで優しいものになるんだ。
  • よっち
    2014/06/27
    両親の離婚協議のために別荘に送られた千星、男癖が悪くてすぐにいなくなる母親に悩まされる陸。そんな中学生二人のひと夏の初恋。運命的な出会いを果たした二人は、生活費のために毎朝別荘に新聞配達で届けに来る陸を千星が待つ不器用な交流を続けていましたが、お互い中学生という立場だと、本人たちの思いだけではどうにもならないことも多いですね。けれど陸が千星に伝えた約束を見事果たしてみせたことは、新しい生活を始めた千星にとって、大きな心の支えになったのではないでしょうか。いつか成長した二人の物語が読んでみたいと思いました。
  • しずく
    2014/06/30
    馬鹿みたいに泣いてしまいました。千星と陸が交わした会話は物語の中でもほんの少しだけ。それなのに明確に恋に落ちていく。”どうか、どうか、幸せでありますように”二人の想いがリンクしていく所で耐えられなくなりました。すぐに消えてしまうような流星のような初恋でも、永遠に心に残るのでしょう。とても大切な本になりました。陸が運んでいたものは何よりも千星を想う気持ちだったのだろうと思うと切ないです。…どうか幸せで、か。私も願おうかな。あの日の夏が終わらないように祈りながら。どうか、幸せで。
  • コリ
    2014/07/13
    特別ストーリーが凝っている訳ではないんだけど、このコンビでやるから惹かれるし魅力的なんだよなー。初恋の切なさともどかしさ、そして甘さのバランスが本当に素晴らしい。先生の持ち味が充分活かされていて、読み進めるのが本当に楽しかった。唯一残念なのがこれで完結巻であるため、もうこの二人の物語を読める機会はまず無いという事。読み終わってしまうのが勿体無かった…。陸と千星が今後どんな道を歩むかは読者の想像に委ねられるんだろうなぁ。うん、良いものを読んだ。良き本に出逢えたことに感謝。