ハコニワフ-ルズ 精霊、火炎放射魔、古い顔

発売日 : 2014/09/10
ド田舎の狂った青春を描くストレンジ・グラフィティ!
この田舎は常に自由で危険な空気が満ちていて、自作の火炎放射器を振り回す“炎の魔術師”ことアニさんは今日もご機嫌だ。今朝も路上で捕まえたという青い髪の少女、自称・“精霊種族のリリネット”とやらを俺に見せびらかしてきた。 ――あの人のことだ、何をしでかしたって不思議じゃない。頭の沸いたコスプレイヤーの一人くらい飼ってたって、おかしくはない―― だが気づけば、監禁されるリリネットをアニさんの家から攫い出す羽目になり、挙句手錠と鎖で彼女と繋がれていたのは俺だった。押し寄せる厄介な連中から女を守るため、俺はこの狂ったド田舎を奔走する。要するに、命の危機ってわけだ。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 671円(本体610円+税)
  • ISBN: 9784048668583

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みんなのレビュー

  • まりも
    2014/09/19
    ハチャメチャ田舎物語。なかなか良かったです。設定が個性的でキャラの作り方、動かし方も良くスピーディな展開で読んでいて楽しめた。ただ○○は言った、○○だったという表現が多く文章が単調なせいで読んでいて乗り切れないシーンが多くあったのは残念。新人なのにこの個性的な設定を無駄なく1冊の中で出し切る実力は素晴らしいので今後も頑張ってもらいたいですね。
  • 光心
    2014/09/24
    面白かった! 合わない人もいただろうけれど、俺はドンピシャで合いました! ここまで面白い作品が電撃で出るとは……なんともなしに買って大正解でした! 主人公の利一君がレース前にリリネットと話したことが良かったですね。「この土地の人間は、自分の喜びを追求するっていう行為の尊さをよく理解しているんだ」。文句を言い、消費するばかりで楽しもうとしない人が多い昨今の世の中でこの言葉はよく響きますね。子供の頃の何もかもを楽しもうとする気持ちを失うことなく生きるのは難しいかもしれないが、取り戻すのに遅いなんてことはない。
  • 登良
    2014/09/15
    バランス良いし面白かった。
  • サキイカスルメ
    2014/09/22
    魔術師の魔法が威圧と火炎放射器という(笑)危険人物がたくさんな田舎に現れた自称精霊種族のリリネットと、三年前に都会から引っ越してきた利一のお話。ぶっ飛んでましたねぇ。よそ者が珍しい閉鎖的な田舎だけれど、自由という環境のおかげで変り者大量生産で楽しそうでした。アニさんと預言者姉さんが振り切っていて好きです。悪人はいなかったですね。アニさんは、根っこの部分は気のいいお兄さんだったのかな、と。いや、まぁ狂ってるけどね(笑)後半のカーチェイスは、あまり興味がなかったので流し読みしてしまいました……。
  • まつだ
    2014/09/11
    今月の大当たり! とにかく超絶面白い。タイトル通りの問答無用さ、思った通りの方向に全力疾走、最後はちゃんと心地よい。でも底に流れるなにかそれはとてもとても暗くて重い。それは目に見えない鎖だったり、首輪だったり、錠前だったりするのだろう。