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文庫フリーク@灯れ松明の火2014/11/04112「今日のおすすめは梨のタルトです。薄く焼いたパートシュクレの土台に、アーモンドクリームを混ぜ合わせたフランジパーヌを詰めて、厚めに切った梨を載せて焼き込んであって、甘く香ばしく焼き上げたパートシュクレが、さくっ、ほろっと、崩れるんです」魔性のゲイ・小野(西洋洋菓子骨董店)の製菓に非ず(笑)パティシエは、かつて<電光石火のカレール>と呼ばれた最強の兵士。そのカレールを見い出し「自分の目の高さに自信を持てた」のはジャスミン(茅田砂胡さん)に非ず(笑)豊かで自由な国を造り上げようとする誇り高き14歳の姫君。→
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ひめありす@灯れ松明の火2014/12/3194『アルジャン・カレール』はターキーズディライトの味わいね!ね、ね心葉くんターキーズディライトを知ってる?『ナルニア国物語』にも出てくる禁断のお菓子なのよ!びっくりするくらい甘い、薔薇の香りのするお菓子なの。一口食べればうっとりと魅惑の世界へ連れて行かれちゃうのよ。正しく『トルコの悦び』ね!主人公のアルジャンは革命の英雄よ。だけど今はブーム寸前のお菓子職人なの。アルジャンのパティスリーに並ぶ薔薇の砂糖菓子もこんな味なのかしら。想像するだけで涎が出てきちゃう。銀の髪のアルジャンも勿論かっこいいのだけれど、→続
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コリ2014/11/2482オリジナル読み切りの上巻。野村先生は何読んでも面白いので安心出来る。あまり良く聞こえない『無駄』という言葉に対してこんなにも好意的な気持ちになれるとは思わなかった。お菓子が本当に美味しそうで、これにつられて自分も菓子をつまみながら読書をしてしまった(笑)でもこんな『無駄』なら大歓迎だ。アルジャンとロクサーヌの信頼関係が強固な分、立場上結ばれる事は難しいのがまた切ない。逃避行で徐々に惹かれ合っていく様子が見れたのも非常に良かった。下巻はどんな話になるのかな?てことで速やかに下巻に移りたいと思います。
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よっち2014/10/2975革命後の混乱を乗り越えたフロリアの王都パリゼ。そこで出会った劇作家オーギュストと、かつての動乱の英雄で女王の菓子職人アルジャン・カレールの物語。無愛想な菓子職人アルジャンの意外な一面を知ったオーギュストが、見事な菓子に魅せられ彼の店に通うようになり、その対照的な二人が巻き込まれる事件を菓子を通じて解決していくストーリーの数々と、そして何よりアルジャンと国のためを思い立ち上がった王女ロクサーヌの出会いから二人の逃避行、そして菓子職人になるまでの過程がとても良かったです。そんな彼らの今後が気になる上巻でした。
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た〜2014/10/3172野村美月が食欲爆進小説に進出だ―。
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