妖ノ宴

発売日 : 2014/12/01
野心に溢れる近習×吸血鬼の、月夜に揺れる妖しい愛の華。
野心溢れる武士の慎三郎の願いは、主君の下で戦功を上げ出世すること。しかしそんな彼に命じられたのは、病弱で引き籠っている主の息子・秀秋への奉公だった。出会った直後こそ傲慢な秀秋に憤っていた慎三郎だが、“彼の血を好む”奇癖を目撃してから、その蠱惑的な瞳と人間離れした色香に惑わされ始める。秀秋もまた異質な自分を知ってなお傍に居る慎三郎に心を開き、二人は蜜月に溺れるが、禁秘は周囲の知るところとなり…。飢えた武士×哀しき吸血者の妖華愛づる秘め事。

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みんなのレビュー

  • パラ野
    2015/03/04
    ネタバレあり
    戦国時代が舞台。将来を嘱望されていた武士慎三郎×子供時代に動物の血を吸っているのを見られてから見捨てられた状態だった秀秋。お付きのものが秀秋の美貌に狂ってしまうという無自覚魔性系です。吸血鬼ネタなのですが、そんな魔物の名前は戦国時代には無く、秀秋の血を吸う奇癖と慎三郎が同じく吸血鬼になってしまい、共に夜の世界に旅立ってしまうのは、能か何かみたいでした。全て何かの因果で終わってしまう。血を舐めるとお互いに興奮してしまうという濃厚なエロも美味しかったです。鬼の話より日本昔ばなしでした。
  • たべもも
    2015/02/11
    ★★★☆☆。積本崩し。あらすじ買い。時代モノで吸血鬼モノの認識で読み始めたけど、単純に吸血鬼モノとも言えない不思議なお話で面白かったです。攻めが受けにジワジワ捕らわれていくのが実に上手く描かれてるなと思いました。受けが攻めに固執する感情が単純な愛情だけではないようなところも妖しげで良い雰囲気。ルビーだけどなかなかの読み応え。
  • かんちゃん@令和ヽ(*゚∀゚*)ノ
    2015/01/06
    ネタバレあり
    丸木さん、忍姦が良かったのでこちらも買ってみました。野心に萌え血気盛んな武士:慎三郎は病弱で身内からも見放され御殿の奥に押し込められている主君の三男:秀秋に使えることに。そんな処遇に憤り、秀秋のことを蔑んでいた慎三郎だったが秀秋が血を啜る様を目撃してから言葉では表せない情が芽生える… 吸血鬼風味の受け様でしたがお家騒動も盛り込まれ最後は二人の世界にという展開。前半はそれぞれの視点から丁寧に書かれているので気持ちの変化もわかりやすかったし、最初の気持ちに反し互いに相手にのめりこんでゆく様が良かった。
  • nono
    2017/08/14
    ネタバレあり
    BL。戦国時代、領主の嫡男の秀秋と、武骨な近習の慎三郎。許されぬ主従物に吸血鬼設定も絡めて途中迄は面白かったけど、この曖昧な終わり方が釈然としない。どうせなら妖の国を作ってくれても^^互いに依存しあういつもの丸木作品でしたが、さくさく読了。
  • きなこ
    2014/12/11
    戦国時代の血なまぐさい雰囲気と、血を求める美しい秀秋の妖しさがぴったり。かろうじて、人間側に残っていた秀秋が慎三郎の血を吸い身体を繋いだことで慎三郎もろとも闇の世界に落ちていったのか?余韻を持たせる終わり方もよかった。