黒崎麻由の瞳に映る美しい世界

発売日 : 2015/02/10
誰よりも純粋で、優しく、孤独な「黒」に、僕は吸い込まれた――。第16回えんため大賞優秀賞受賞作!
誰よりも純粋で、優しく、孤独な「黒」に、僕は吸い込まれた――。第16回えんため大賞優秀賞受賞作!
  • レーベル: ファミ通文庫
  • 定価: 671円(本体610円+税)
  • ISBN: 9784047301726

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みんなのレビュー

  • ひめありす@灯れ松明の火
    2015/07/25
    ライトノベルらしからぬ落ち着いて上品な佇まいの物語。やや一般文芸より枠なのかも。こういう振り切れる直前の淡々とした感じのお話しは好きです。どうやら作者さんは同い年位らしく、放課後内緒で見せ合う習作みたいな雰囲気が随所に感じられました。きっとこの人と同じ時代の空気を吸ってる。みたいな。色を失った少女の黒崎さんとカラフルな仲間達。黒崎さんは絶対に何かを隠しているし、白石さんもただお淑やかなだけではないと思うのです。日常を計画的に生きる黒井くんもそれだけの男じゃないでしょう~という感じなので次に明かされるのかな
  • よっち
    2015/01/30
    誰もが気になる存在感がありながら、周囲から隔絶された存在だった黒崎麻由。そんな彼女の世界が些細な会話から一歩踏み出してくれた黒井をきっかけに変わっていく物語。これまで周囲と交流のなかった麻由の不器用さがとても可愛くて、緩やかでも確実に変わっていく彼女を支えてくれる仲間たちができたことは、彼女にとって幸運だったんだなあと。そうなってしまうだけの背景があった麻由も、一緒にいたいと翻意させた黒井や支えてくれる友人たちがいれば頑張っていけますね。こういう落ち着いた雰囲気の物語はわりと自分好みなので続編に期待です。
  • 異世界西郷さん
    2015/04/11
    表紙に一目惚れして購入。したものの、よくよく見てみるとそうでもないかなと思いつつ読了。なんというか、恋愛物なのかホラー物なのかよく分からないまま話が進み、読みながらモヤモヤしてしまいました。ノギハラの話も、彼がもっと話に絡んでいれば感情移入しやすかったのでしょうけど、最後に出てきてそんなこと言われても……ねぇ? といった感じでした。とはいえ、孤独だった麻由が黒井と関わり、少しずつ周りと打ち解けていく姿は丁寧に描かれていたと思います。続きは気が向けば。
  • まりも
    2015/01/31
    周囲と関わる事なくただ教室にいるだけの少女黒崎麻由。主人公の黒井が文化祭をきっかけに彼女に声をかけた事で黒崎麻由との交流が始まる話。地味ではあるけどこういう静かな青春作品もアリですね。孤独に慣れてしまった麻由の不器用さが、黒井や他の友達と一緒に過ごしていく事で少しずつ変わっていく姿は読んでいて癒されました。章と章の間に不安を煽る言葉を入れる事で作品に緊張感を入れたのは良いけど、その割に終盤があっさりすぎたのは残念。これならホラーはいらなかった気もします。何にせよ、黒井と麻由の今後が気になるし次巻も期待。
  • S.T.
    2016/12/28
    ネタバレあり
    面白かった!『近すぎる彼らの、十七歳の遠い関係』ですっかり作者のファンになり購入。作品そのものは以前から知ってたんだけど、何やらオカルト要素が絡んでるとのことでなんとなく今まで手が出なかった。高校入学から誰もが気にしながら誰も触れられなかった黒崎麻由。文化祭の準備での些細なきっかけで彼女に話かけた主人公、黒井光輝。少しずつ変わっていく関係の中、彼女の抱えた事情を知っていき、そして惹かれていく主人公。そこに学校での“幽霊”の噂も絡んで…。静かな雰囲気の中、二人の繊細な関係に引き込まれる素晴らしい物語だった!