少女は書架の海で眠る

発売日 : 2015/02/10
『マグダラで眠れ』の世界を舞台にした、本を憎む少女を巡るファンタジー。
書籍商を目指す本好きの少年フィルは、自身の所属するジーデル商会の命令で、仲間のジャドと異端審問官のアブレアと共にグランドン修道院を訪れていた。 修道院の所蔵する貴重な蔵書を買いつけるという、書籍商としての初仕事に胸を膨らませるフィル。しかし、修道院の図書館で彼を待ち受けていたのは、本を憎む美しい少女クレアだった。 フィルたちをかたくなに追い帰そうとする彼女が隠す、ある秘密とは――。
 本を愛するすべての人に贈る、至高のビブリオ・ファンタジー登場!
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 649円(本体590円+税)
  • ISBN: 9784048692519

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みんなのレビュー

  • ひめありす@灯れ松明の火
    2015/03/15
    マグダラは未読です。本が大好きな人達へ、とっておきのギフトみたいな一冊。本屋さんや図書館で時々感じる『こんなに沢山の本があって、一生の内に読み終わるのかな』とか『こんなに沢山の本があるのに、読みたい一冊が見つからなかったらどうしよう』とか、そんな気持ちを丸ごと包んで、肩の力を抜かせてくれる本でした。選べない本がある、トリアージしなくちゃいけない時がある。だけど、自分の中で重なった本の声が、いつか素敵な合唱になってくれるなら。何故かそれは深い海の底から、泡になって聞こえてくるような音色に違いないと思いました
  • よっち
    2015/02/12
    書籍商を夢見るジーデル商会見習いフィルが向かった先の修道会で、貴重な蔵書とわけありの娘クレアと出逢う物語。『マグダラで眠れ』のスピンオフ作品。狭い世界しか知らない二人が突きつけられた、ままならない現実。しかしこの閉塞した世界にあっても、あくまで我が道をゆこうとする異端審問官アブレアの迷いのない言葉は、フィルたちに多くの示唆を与えただけでなく、読んでいる自分もいろいろ耳が痛かったり、感じることが多かったです。著者さんの本に対する率直な想いが詰まったこの作品、ここで終わりにしないで是非続編を期待したいですね。
  • まりも
    2015/02/12
    書籍商を夢見る少年フィルとある事情により教会で暮らしていた貴族の少女クレアの物語。キャラの掛け合い、展開ともに安定して面白いのは流石。主人公が土壇場になって覚醒するのが作者の持ち味なのは分かるけど、未熟で経験不足な筈の少年が教会を出し抜くほどの策を急に考え付くのは都合よすぎな気がしてちょっと残念でした。まぁ最後のクレアの笑顔とフィルへのプレゼントは本を題材にしたこの作品らしいもので良かったです。二人が商会でどんな道を歩むのか続編があるなら嬉しいけど本編の方も期待してます。
  • チェシャ猫
    2016/12/23
    マグダラの昔の話。でっぷりしたおじさんも昔は若かったのです。アブレアが想像してたのとは全く違う性格でびっくりです。もっとまじめな人かと思ってた。本をどうやって手に入れるかの落ちはまぁ 予測の範囲内でした。
  • Yobata
    2015/02/11
    本が好きでたまらなくかつていた書籍商になろうと夢見るフィルは所属するジーデル商会の命令でジャドと共にグランドン修道会へ。その書庫に入りたいフィルだったが頑なに中に入れない小僧の正体は貴族の少女だった…。「マグダラで眠れ」のスピンオフストーリー。本に目がない内気なフィルと勝気な少女クレアの中世ビブリオファンタジーで、少年少女の皮肉混じりな会話の掛け合いや最後の出し抜く展開はやっぱり支倉さん面白いし安心して読めるなw書籍商を目指すフィルは本の持つ知識と可能性だけを信じ,その若さも相まって書籍商は絶対に→