ちょっと今から仕事やめてくる
発売日 :
2015/02/25
この優しい物語をすべての働く人に――第21回電撃小説大賞<MW文庫賞>
ブラック企業でこき使われる隆を事故から救った男、ヤマモト。なぜか親切な彼の名前で検索したら激務で自殺した男のニュースが――。スカっとできて最後は泣ける、“すべての働く人たちに贈る、人生応援ストーリー”
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 759円(本体690円+税)
- ISBN: 9784048692717
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メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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馨2016/08/061664自分の仕事が忙しすぎて、病みそうだったので共感できそうと思い読んでみました。帯に書いてある1週間の行動予定表がもはや私のか!?と思うほどです。思っていたより捻りがあってうまくできたストーリーだと思います。楽しく前向きに読めました。ヤマモトいいやつだなぁ。
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ehirano12017/12/041353主人公も若(青)ければ、プロットも若(青)い、と思いました。しかしこの若(青)さこそが本書のダイナモであり且つ良さではないかと思いました。上からモノ言ってすみません。
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れみ2015/08/241297仕事で心身ともに疲れた主人公が線路に飛び込みそうになったとき現れた「ヤマモト」という自称同級生の男。ヤマモトと出会って隆の変化していく様子、山本が本当は何者なのか…、色々が気になってどんどん読めた。隆の前では陽気に振る舞うヤマモトの過去の出来事を思うとやるせない。本当に本当に辛かったら、死ぬよりは逃げる方がずっといい。そんなことを考えさせられた。
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たっくん2015/07/101198ネタバレありそこそこ名の通った大学を卒業して、隆は中堅印刷会社に勤めるが、早朝深夜の仕事、土出勤は当たり前、部長は怒鳴り散らす・・いわゆるブラック企業だった。心身とも疲れた隆は、電車に飛び込もうとするが、元同級生「ヤマモト」に救われる。隆には記憶はなっかたが、小学4年の時、大阪に引っ越したという。毎週のように会うようになった二人、「ヤマモト」のアドバイスで隆の仕事は順調、心身ともに充実。しかし、ある日、本物の「ヤマモト」はニューヨーク滞在中と分かる。「ヤマモト」の正体、悲しい過去、そして隆の決断に声援を送りたい。 。
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zero12019/04/261174人生は誰のためにある?評判になる作品には理由がある。隆は新卒でブラックな印刷会社の営業。疲弊していた。ホームから落ちるところをヤマモトに救われ飲みに行く。同じ小学校にいたという彼だが、隆には記憶がない。幽霊?正体は後半明かされる。読んでいて思い出したのが電通の過労自殺事件。寮から飛び降りて亡くなった東大出の女子社員が本書を読んでいたら、死は避けられた。今、学校や仕事で追いつめられている人に推薦したい。すぐに読め、あなたを死から救うかもしれない。誰もがヤマモトになれる。視点を変えれば悲劇は防げる!
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