夏の子供

発売日 : 2015/06/25
それは青春の終わり、それとも、始まり?  魚住真澄の物語、ついに完結。
戸惑いつつも、お互いに恋を認識した、魚住真澄と久留米充。
その関係は秘密をはらみ、進化する。
そんな中、2人が過ごした久留米のアパートが経年劣化で取り壊されることになり、久留米は会社の寮に移ることに。
一方、PTSDの症状に苦しめられつつも研究に励む魚住に、アメリカ留学の話が持ち上がる。
変わりゆくもの、変わらないもの。
失われてしまったものと、新たに生まれるものたち……。
青春群像劇、感動の最終巻。

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みんなのレビュー

  • takaC
    2017/08/26
    ネタバレあり
    この巻はいろいろズルいぞ。間バッサリ端折って「夏の子供は」8年後からの回顧録だし、「ハッピーバースデイⅡ」は「アイ ワナビー ア フィッシュ」から一挙に3年後だし。マリちゃんの赤ちゃんの名前は各自想像せよなの?さちの?
  • りゅう☆
    2017/08/27
    ネタバレあり
    響子の職場でのモヤモヤ、久留米のアパート半壊、突然やってきた魚住のPTSD、それを克服するのに何にも役に立たないと悩む久留米、お互いが依存になると共倒れする予感、連絡取らない日々、そして魚住のアメリカ行きに二人は…。魚住は出発までの1ヶ月を祖父宅で一時里親としてあずかった太一と過ごす。「愛と人生」について話し合えないままの2人だったが「そうだ。…好きだからだ」の久留米の一言にズキューン!もう2人は大丈夫だね。8年後、3年後、進んだ道はそれぞれだけどみんな変わらず仲間であって嬉しい。マリの子供の名前は…? 
  • papako
    2018/08/20
    うん、読んでよかった。このシリーズ。別にBLとか関係ないですね。なんか、ただただ素敵なお話でした。自分の時間を生きていた魚住が、周りの人たちに気づいて、大切な人たちができて、自分の傷に気づいてしまう。それでも、ちゃんと向き合って生きていく。鈍い?とろい?いえ、つよいこども。これが魚住くんでしたね。傷つきながらも人を傷つけずにいられる魚住の強さ、とても心に響きました。人は死ぬ、でも人は生まれる。そのことに気づけた魚住は大丈夫。ま、あとはお好きにして!
  • じぇりい
    2015/06/21
    シリーズ完結。ジャンルを超えて角川文庫から再々刊行されるのも頷けます。榎田さんもあとがきで言っているように「魚住くんが無意識に封印している負の感情」をひとつひとつ解いていく成長物語です。生死や親子関係など榎田さんの根底にあるであろうテーマが作品全体に現れています。重くなりがちな話を周りのキャラがそれはもうしっかりと支えてくれて、改めてキャラクターを書くのが上手い作家さんだと思いました。邪な気持ちで読み始めるとやられます。
  • naoっぴ
    2019/11/10
    シリーズ最終巻。人を好きになることで感情のふたが開き、さまざまなことを感じる心がよみがえった魚住。5巻を通して、私も魚住の心の成長を見守ってきた感じがしている。PTSDは残っているけれど、久留米やマリ、サリームたちに支えられながら、しっかりと自分の足で立てるようになるまでのひとりの人間の成長譚であり、魅力的な登場人物たちの青春群像劇でもあり、胸キュンラブストーリーでもあり、たくさんのワクワクがつまった楽しい物語だった。終わってしまったけれどとてもいいラストで満足♫