金のバイオリン・木のバイオリン
発売日 :
1996/12/01
悠季は難関コンクールへの挑戦を決意。そんな中、ピアノ伴奏者から思いがけない侮辱の言葉をたたきつけられて…
富士見二丁目交響楽団のコンサートマスター・悠季は難関コンクールへの挑戦を決心する。彼を見守る恋人で、天才指揮者・圭の尽力で銘器「まほろば」も入手。そんな中、コンクールのための伴奏者として出逢ったピアニストの三条薫子から、思いがけない侮辱の言葉をたたきつけられて…。(表題作)その他、圭の里帰りで家族との確執が明らかになる外伝等、オーケストラを舞台にした青年音楽家達の純愛物語3編を収録。大人気シリーズ、絶好調!
- レーベル: 角川ルビー文庫
- 定価: 572円(本体520円+税)
- ISBN: 9784044346126
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みんなのレビュー
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美雀(みすず)2017/03/1331ネタバレあり再読。バイオリンって安くても数十万って事だから、コンクール出場の為に数千万クラスのを使うのはザラにいるとか。弓だけでも良い物ならバイオリンを買えちゃう値段のものもあるって…私は楽器類のお値段は全然分からないので。だから悠季は音を出せないってバイオリンを叩き割るくらい悩んでいたんですね。流石、そのツテはやっぱり圭ですよね。いくらバイオリンが良くても弾き手が慣れなければならないわけで、コンクールに間に合うかな?圭もコンクール大丈夫かな?
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美雀(みすず)2015/12/1727ネタバレあり桐ノ院家の事情が凄くてたまげた。圭の男色癖は遺伝?分からなくはないけどなぁ。お父上は養子さんなのか。なるほど、だから亡き母親の妹が後釜って複雑じゃんか!!異母妹も一癖ありそうだし。
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さとまみ(コミックス&BL小説専用)2017/06/0123「ヴィナスの昏い洞窟」であんなにドツボにハマっていた悠季が「金のバイオリン・木のバイオリン」では少し浮上していてよかったわ。「オー・ソレ・見よ」での圭目線。新鮮。でも、圭の家族も複雑なんだな。
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そらねこ2016/10/0922バイオリン…楽器が高いって知ってるけどすげえΣ( ̄□ ̄|||)庶民には手が出ません…。プロでご飯食べられる以前から音が違うからって一千万!クラスとかのバイオリンじゃないとコンクール戦えないんだぁ…(*´Д`)大変~…。普通の家庭でクラシック続けるのって相当大変ですねぇ。そして…あの圭が不眠症気味だなんて…やっぱり人の子でしたw 人間臭みが出て、悠季と二人でこれから成長していくんだなぁ…って思えて良かった。でも圭の家族との確執はこれから本格化していくんでしょうね。
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rabbit2018/01/2420ネタバレあり第2部4作目、圭の育った家庭環境などがわかりつつ、圭の不眠症は解決されず、そんな圭の不調に気付きつつも、悠季は自分のコンクールでいっぱいいっぱいで、目に見える破綻はないけれど、この先がちょっと不安になりました。バイオリンは特に楽器の質によって良し悪しが決まるのも事実ですが、特に日本のアマチュアオケ界でも序列があるのが事実であり、腹立たしい部分でもあります。私も市民オケに入団する際に使用楽器のメーカーを問われ、初任給で無理して買ったホルンをバカにされた事がありました。
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