遺跡発掘師は笑わない まだれいなの十字架
発売日 :
2015/08/25
天才の苦悩の過去、そして遺物に秘められた驚きの秘密が明らかに!
天才・西原無量が派遣された島原のキリシタン遺跡で、天正遣欧少年使節ゆかりとみられる黄金の十字架が出土。しかしそれは仕込まれた遺物だった。捏造工作の裏に隠された陰謀とは!? シリーズ第3弾!
- レーベル: 角川文庫 キャラクター文芸
- 定価: 770円(本体700円+税)
- ISBN: 9784041022993
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みんなのレビュー
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papako2020/02/2570発掘シリーズ3。今回は長崎。島原の乱から原爆まで、信仰のため、日本のために生きた人たちの思いがよみがえる。『遺物捏造の罪』をミゲルに語る無量の気持ちが全てを表していましたね。事件もその裏にある事情も重いのに、無量や萌絵の軽さとノリで読みやすい。萌絵、キライなキャラっぽいのにな。なんかいいんです。忍さん、どうなるの?敵なの?味方なの?
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Bugsy Malone2016/12/1863シリーズ第3作目。今回の舞台は長崎県島原市のキリシタン遺跡。出土した黄金の十字架捏造事件。天正遣欧少年使節団を発端に島原の乱、大東亜戦争終結秘話にまで話は及び、学生運動の昏い歴史が事件に陰を落とす。ここで描かれている戦争和平工作は事実上起こりえたのか?もし本当にあった出来事だとし、成功したなら日本はどうなっていたのか?驚愕と共についそんな事を考えてしまいました。遺物捏造を許さない無量、無量を守る忍と萌絵も良かった。今作は中身も濃く特に面白かったです。
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青蓮2017/03/1061大分読みやすくなってきましたね。無量&忍&萌絵の役割分担もはっきりして。今回はトラウマで随分苦しめられた無量が可哀想だったなぁ…。
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しゅてふぁん2020/08/3144ネタバレあり今回のテーマは天草、天正遣欧使節、イエズス会。ミゲルと如月、アクの強い二人が無量の精神をガシガシ削っていく前半は読むのが辛かった。結末は悲しいものだったけど、辿り着いた真相にはドキドキ。読み応えあった!忍ちゃん、大丈夫だよね?裏切らないよね?このまま読み進めるのちょっと怖いんだけど。“長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産” には興味津々なので黒島にはいつか行ってみたい。
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ゆう2015/09/0136あれ?これってシリーズだよね??っていうくらい前の2作とカバーイラストの雰囲気が違うことにまずびっくり。今回は長崎、キリシタンが題材で異国の雰囲気がたっぷり。無量のトラウマで重くなりがちな流れも要所要所で出てくる萌絵の一直線な感じに救われた。忍ちゃんの掴めない行動にソワソワというかゾワゾワというか。これからどうなっていくんだろう。
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