貸出禁止のたまゆら図書館

発売日 : 2015/09/15
人の想いがこもった書籍には、あやかしが宿るんだ――
閑静な山奥にひっそりと佇む≪たまゆら図書館≫。千穂は一冊の書籍を手に取ったことで、本に憑く妖怪・白火と出逢う。「藪の中」「伊豆の踊子」……本に願いを込めた人と、その想いを糧に生きる儚きあやかしの物語。
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 726円(本体660円+税)
  • ISBN: 9784040706825

この作品をストアで探す

みんなにシェアしよう

シリーズ作品

富士見L文庫の新刊

  • 生贄乙女の婚礼 三 龍神様と照らしたこの道を歩みたい。
    生贄乙女の婚礼 三 龍神様と照らしたこの道を歩みたい。
    神様との花嫁契約を破棄!? 生贄乙女と龍神様の、溺愛すれ違い婚礼語り。
    唐澤和希 (著者) / 桜花舞 (イラスト)
    発売日: 2025/07/15
    富士見L文庫
    試し読みする
  • 仙華繚乱 女仙、転じて医官となる
    仙華繚乱 女仙、転じて医官となる
    「白芳国の華」と呼ばれた公主は一度死に、仙になった
    秋良 知佐 (著者) / 七原しえ (イラスト)
    発売日: 2025/07/15
    富士見L文庫
    試し読みする
  • 青薔薇アンティークの小公女 5
    青薔薇アンティークの小公女 5
    妖精公爵家の因習がローザを襲う―― 人気シリーズ、堂々の完結巻!
    道草家守 (著者) / 沙月 (イラスト)
    発売日: 2025/07/15
    富士見L文庫
    試し読みする
  • 男装姫は、鬼の頭領の執着愛に気づかない
    男装姫は、鬼の頭領の執着愛に気づかない
    誇り高い男装姫と、宿敵の美しき鬼。甘く、切ない、極上の和風ロマンス。
    日部星花 (著者) / 氷堂れん (イラスト)
    発売日: 2025/06/13
    富士見L文庫
    試し読みする
  • 日々に疲れたので、パンダと京町家暮らしを、始めます
    日々に疲れたので、パンダと京町家暮らしを、始めます
    家賃2万円の京町家。三食付き。同居人は紳士的な「パンダさん」
    麦野 ほなみ (著者) / しらまめ (イラスト)
    発売日: 2025/06/13
    富士見L文庫
    試し読みする

みんなのレビュー

  • 佐島楓
    2015/11/25
    「居場所がない」と感じている女子高生と美しいあやかしの物語。ファンタジー色が濃く、主人公・千穂の成長物語としても読める。ただ白火はあくまでもあやかしの身。千穂の想いを案じずにはいられない。
  • はな
    2015/09/21
    弟の静養のために田舎に引っ越すことになった主人公。家族や学校などいろんなものに対して心を遠ざけて過ごす中でたまゆら図書館に出会う。そこはあやかしが憑りついた本があり、そこで白火と出会う。居場所にすればいいと誘われて通い始めるというものだけれど、話の主題がよくわからないなぁと感じました。書妖が引き起こす不可思議な話なのか主人公が周りとの関係を取り戻す。どちらか一つに力を入れてくれるほうがごちゃごちゃしなかったのではないかなって思いました。
  • ううち
    2015/12/27
    ファンタジー色が強めですが、本に憑依している妖が個性豊かで楽しい。ツンデレ?な福助がキュート。ぜひともポシェットに入れてなでなでしたいものです。白火と千穂ちゃんの会話がピュアでとても甘かった。2巻が出るようなので追ってみようかと思います。
  • ななりー
    2015/12/13
    自分の居場所が学校にも家にもなく孤独だった女子高生の千穂。自分の住処であるたまゆら図書館居場所にしていいと優しく言ってくれた白火によって、彼女は初めて自分の居場所を得ます。そこは書妖という本に憑いている妖し達が沢山集められている不思議な図書館。設定と、心温まるストーリーが素敵でした。特に柳宜と結花のお話は切なかったけれど、愛を貫いた柳宜はカッコよかったし、人と妖しにも絆が生まれるんだということを証明してくれてよかった。白火が封印されることになった事件の謎や正体が気になるし、他の書妖達の物語も気になるなあ。
  • すみの
    2016/05/05
    病弱弟のため転地療養で引っ越しをした千穂一家。弟第一の父母に疎外感を覚えた彼女が偶然見つけたたまゆら図書館。そこは本に取り憑く書妖達がいた。あやかしが視える彼女は図書館手伝いとして学校帰りに立ち寄るようになり、家でも学校でも孤立気味な彼女がやっと見つけた居場所で書妖たちと関わっていく。書妖絡みの話に必ず名作があり、本好きには嬉しい設定。書妖たちもカバー画の狐の白火や兎の福助を始め個性的。名作『伊豆の踊り子』憑きの柳宜の話は普段の彼からは想像しにくい実は愛情深く切ないものだった。