からくさ図書館来客簿 第4集 冥官・小野篁と夏のからくり

発売日 : 2015/09/24
古都・京都から贈る優しく温かいライブラリ・ファンタジー、第四集。
古都・京都に佇む私立図書館。不思議な力を秘めた館長さんに託された、ある使命とは――

盛夏を目前に控えた京都。「からくさ図書館」の館長を務める冥官・小野篁は、上官である安倍晴明から、ひとつの使命を託されていた。
「京の夏の祭礼を守れ」――。
その使命を胸に留めつつ、篁は不思議な書物"偽書"を紐とき、現世で迷う"道なし"たちを、今日も天道へと導いてゆく。
師である篁の影響を受けながらも、新米冥官の時子は初めて、からくさ図書館の外の世界へと踏み出して……。
七月の祇園祭から、夏の終わりの送り火へ。
うつろう悠久の古都を舞台に紡がれる優しいライブラリ・ファンタジー、第四集。

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みんなのレビュー

  • dr2006
    2019/02/05
    冥官とは生前善果を育むも現世を彷徨う者(道なし)を見つけ天道へ送り届ける存在。冥官の篁(たかむら)は、現世の京都で私設図書館を運営しながら、新米冥官の時子を教育している。史実に愛を以て接した設定と現世に合わせた人物造形が丁寧で面白く、シリーズ4弾だが続編への期待が途絶えない。篁は冥官としての千二百年の経験があるくせに、時子のこととなると過保護になるところが可笑しいし、時子もその篁への尊敬と甘えの間で葛藤する姿がいじらしくて可愛い(笑)道なしを導いていくストーリーの中に心温まる「香り」を聞くことが出来た。
  • hirune
    2016/06/25
    泳ぐ金魚と花火を模った和菓子「金魚琥珀」を見てみたい、できれば食べてみたい。綺麗でしょうね☆京都の人が伝統を大事にし、祭りが大好きで大切に守っているという事がよくわかる物語でした。私設図書館として閻魔庁の出張所を営んで8ヶ月の篁と時子姫、過去に道なしと関わった人たちとの人間関係のネットワークも豊かになり、楽しそうに仕事をしてました☆
  • ばう
    2016/10/03
    ★★★今回は祇園祭から五山送り火の頃のお話。冥官の仕事に携わるようになって少しずつ喜怒哀楽を表せるようになっていく時子様。そしてその様子を傍らでまるで父親のようにハラハラと見守る篁。次巻ではこの二人の関係もまた少し変化していくのだろうか。そして篁や茜さんの現世での様子も語られ、今まで少々とらえどころのなかった登場人物達に色が加えられてきたように感じます。このシリーズ、そろそろマンネリ化してくるかな?と思ったけれどまだまだ続きを読みたい気持ちにさせられた。この物語の根底に流れるあたたかい雰囲気のせいかな?
  • ゆかーん
    2016/04/20
    シリーズ4巻目。今回一番気になるのは、やはり茜と篁の過去です。篁と妻の関係が微妙な理由、そして茜も有名な歌人であったという事実には驚きました。しかし、今回それ以上に印象に残ったのが、道なしの修復職人のお話です。壊れた仏像を完璧な姿に仕上げたいと思う一方で、その時間の経過も大切に保存しようとする気持ち。二つの願いの根源には、この仕事を尊敬する職人の想いが詰まっているように感じます。その他に、和菓子職人の雅也と大学生の沙保里との恋の行方と、篁と時子の関係も気になる所…。次巻の秋の季節が楽しみになってきました!
  • 山犬
    2016/03/25
    いまさらですが京都を舞台にしているだけに時間がゆったり流れるような形で話が進むので時間を忘れるようでした。少し登場人物たちのことを調べてみようと思います。