ノロワレ 怪奇作家真木夢人と幽霊マンション 中
発売日 :
2015/09/24
鬼才・甲田学人が贈る怪奇都市ファンタジー。
次々と事故に巻き込まれていく住人たち――。
鬼才・甲田学人が贈る怪奇都市ファンタジー。
「ああ、あのマンションね。――赤い服着た女の子の幽霊、出るんでしょ?」
ホラー小説レーベルの編集者・西任結が子供のために引っ越したマンションでは、子供たちが奇怪な事故に巻き込まれ、二週連続で亡くなった。自分の子が巻き込まれるのでは……と徐々に高まっていく住人たちの不安。そんな中、霊能者にお祓いを依頼するかどうかで住人たちの意見は割れていく。だが事態はさらに悪化し、そしてついに――。
夜中に子供がドアをノックしても決して出てはいけない。マンションでの奇妙な掲示や赤い着物の流し雛の慣習など、謎はさらに深まっていく……。
鬼才・甲田学人が贈る怪奇都市ファンタジー。
「ああ、あのマンションね。――赤い服着た女の子の幽霊、出るんでしょ?」
ホラー小説レーベルの編集者・西任結が子供のために引っ越したマンションでは、子供たちが奇怪な事故に巻き込まれ、二週連続で亡くなった。自分の子が巻き込まれるのでは……と徐々に高まっていく住人たちの不安。そんな中、霊能者にお祓いを依頼するかどうかで住人たちの意見は割れていく。だが事態はさらに悪化し、そしてついに――。
夜中に子供がドアをノックしても決して出てはいけない。マンションでの奇妙な掲示や赤い着物の流し雛の慣習など、謎はさらに深まっていく……。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 627円(本体570円+税)
- ISBN: 9784048654470
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みんなのレビュー
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まりも2015/09/2536ノロワレ過去編の中巻。上下巻構成だと勝手に思っていただけに、少し物足りなさを感じましたが、やっぱりこの感じは好きだなぁ。物語に大きな動きはありませんが、相次ぐ事故や人間関係のトラブルが良い具合に恐怖を煽ってきますね。子供を失う親の気持ちが良く描かれている辺りも流石。子持ち作家さんなだけあってリアリティが違いますな。マンションで起こる惨劇がドンドンと広がってきた中、ようやく夢人が動き出した訳ですが、この呪いの物語にどのような結末が待っているのか。次巻が楽しみです。
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白火2015/11/0420流し雛をやってないけど流れてくるって…あの孫が流してるの?淳一は何に気付いてる?子煩悩の父親達も他人事ではないというのは何?克己が上巻で見た幻視?と関係あるのか?という感じに謎は深まるばかりだけど…続き待ってます先生。夢人の「何もしないまま、何も知ろうとしないまま、何もかも投げ捨てて逃げだしたら、負けになる。」という言葉、好き。こいつ割と良識吹っ飛んでるなとか麻痺させてるなってキャラが結構真理を突いて来る、この感じが私はとても好きだ。
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アウル2015/10/0118まさかの中巻。薄いけど満足できる内容だった。扉を叩くという表現だけで鳥肌が立つとは思わなかった。初めの表現は怪異に巻き込まれるかもしれないという恐怖、次のは巻き込まれた子供が助かりたいがために一心不乱に助けを求める必死さが書かれておりどちらもゾクッとさせられた。次巻で遂に夢人が活躍するんだろうけど、真相はどんなので、結末はどうなるのか非常に楽しみ。
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幸音2015/10/1116次は下巻だと思っていたのに、まさかの中巻で愕然としたのは言うまでもない。流し雛、赤い紙人形、次々とマンションで起こる子どもの凄惨な死。中盤まではさらっと読めていたのに、以降は異様な雰囲気に呑まれ、怖いと感じながらも一気読み。妻の不在中に子どもを家で亡くした夫は何に気づいているのだろう。助けを求めているのに誰にも気づいてもらえず冷たくなった子どもがかわいそうで読んでいてつらかった。霊能者の突然の失踪(?)ももちろん気になるけれど、一番は生駒老人と引きこもりの成人している孫が異常な雰囲気満載で気味が悪い。
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シャルシェ2015/09/2815上下巻の予定だったのに、中巻が出ましたね。そのせいか今巻は薄くなっています。夜中に子供がドアをノックしても出てはいけない、とその言葉が終盤のあれになるとは……怖い怖い。下巻はついに夢人が前面に出てくるのでしょう。どうなるか楽しみです。
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