黄昏街の殺さない暗殺者

発売日 : 2015/12/10
漆黒の殺し屋と純白の令嬢。不似合いな二人が紡ぐファンタジックミステリー
汚れを知らぬ貴族令嬢と、闇に生きる暗殺者。
「菓子」と「死」が彩る、とある国での物語。

裏社会では名の知れた殺し屋・レヴンは、貴族の文化である「菓子」を市民に広めようとし、自ら店を切り盛りする巷では話題の貴族令嬢・カミーリアから、ある依頼をされる。それは「傍にいて、誰も殺すな」という、奇妙な内容だった。陽の下を生きてきたお嬢様と、闇の世界を這いずってきた暗殺者。死を与える者と、生の笑顔を与える者。まったく別の生き方をしてきた二人は、時に対立しながらも日々を過ごす。
しかし、その裏では国を揺るがす巨大な陰謀が蠢いていた――。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 671円(本体610円+税)
  • ISBN: 9784048655859

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みんなのレビュー

  • まりも
    2015/12/11
    裏社会で名の通った殺し屋・レヴンが、黄昏街にあるパン屋を切り盛りする貴族令嬢・カミーリアから、ある依頼を受けるところから始まる話。思ってたよりも面白かったです。麻薬があったり、貴族間での対立があったりと割とシリアスな物語でしたが、ヒロイン・カミーリアが度を超えて明るいので必要以上に暗さを感じなかったところが良かったですね。全体的に地味ではありますが、物語のテンポも良く1冊の中で綺麗に纏まっているので安心して楽しむことが出来ますね。次回作も期待してます。
  • よっち
    2015/12/11
    相棒を殺した仇を追う手負いの暗殺者レヴンが、貴族文化であるおいしいお菓子を庶民にも広めようとする貴族令嬢のカーミリアに助けられ、傍にいて誰も殺すなという奇妙な依頼を受ける物語。これまで全く別の生き方をしてきた二人が出会い、クッキー馬鹿で真っ直ぐなリアの美味しいクッキーを食べてみんなに幸せになって欲しいと願う想いに徐々に影響を受けてゆくレヴン。困難に直面しても最後まで諦めず奔走する彼らの姿にはどこか心に響くものがありましたね。一冊でいい感じにまとまった物語は読後感も良かったですし、次回作にも期待しています。
  • 七月せら
    2016/09/13
    面白かったです!クッキーで人々を幸せにする夢を持つお嬢様と、夢なんて無い暴力の世界で生きてきた殺し屋のお話。私も人を殺さないタイプの読者ですが、殺し屋さんのスタイルに感情移入している時にお嬢様から「殺さないで!」と言われると、何故?!となるわけで。でも、お嬢様の一見突拍子もない行動、殺し屋とは違うお嬢様なりの復讐の考えにハッとさせられるのです。鮮やかな物語でした。
  • たこやき
    2016/01/27
    菓子を庶民にも、というヒロイン・カミーリアと、「殺さない」という契約で雇われた殺し屋のレヴン。菓子で人を喜ばせる。現実をある程度、見据えながらも理想論を貫こうとするカミーリア。そして、その前に広がる本当に冷酷な現実。しかし……。多少、詰め込みすぎかな、と思ったところもないわけではないが、冷酷な現実を見てなお、いや、見たからこそ、理想論を貫こうとするカミーリアの姿は凄く良かった。そして、何だかんだ言いながら、かなり影響されているレヴンも。面白かった。
  • しぇん
    2015/12/11
    相棒を殺された暗殺者が復讐相手を求める途中で出会ったお嬢様は……。と、クッキー作りが命より大切なお嬢様がこの物語で一番強いのかもしれませんが、ちょっと強すぎて共感出来ないところも。このお嬢様のおかげでホノボノしたお話になるのかな?と思ったら麻薬の密輸の話等がメインになってきて意外とシビアなお話でした。とはいえ、綺麗に話が纏まっていて結構楽しめました。続編は無理に作らなくて良さそうですが。ただ、シスターの挿絵が無いのは何故ですか?