疾走れ、撃て! 12
発売日 :
2016/03/23
「あいつらは死んでない、絶対にな」
人類史上最大の作戦から五年――。学兵制度は完全撤廃され、『戦後』の復興は徐々に進んでいた。敵と恐怖を失った人類に残されたのは、破壊され尽くした街とインフラ、そして大量の兵器と、行き場のなくなった元兵士たちだ。ラジオからアナウンサーが、兵役のない平和を享受して育った新たな青少年達を向える町の声を伝えるなか、佐武俊太郎と美冬は、かつての戦火を共にくぐった英雄たちに思いを馳せる。……「死んでないわ、少佐は」「ああ。あいつらは死んでない、絶対にな」 神野オキナが贈る新感覚軍隊アクション青春ラブコメ、遂に感動のフィナーレ!
- レーベル: MF文庫J
- 定価: 638円(本体580円+税)
- ISBN: 9784040679563
シリーズ作品
一覧で見る
MF文庫Jの新刊
みんなのレビュー
-
芳樹2025/07/1224ネタバレあり【再読】『魔王』理宇の『花嫁』としてリヴァーナとブレンダも加わって始まるラブコメを微笑ましく眺めていたら、一気にシリアス展開になって感情が物語に追いつかない…。戦争が終わったら自分たちはどうなるのか?その答えに辿り着くまでが語られる最終回で、悲しい出来事も多々ありましたが考えられ得る最良の結果に落ち着いたのではないかと思います。理宇たちのこれからも気になるところですが、あえて深掘りせずさらりとしたエピローグは濃密な物語の残響のようで心に染み入りました。この作品はやはり戦記ものの傑作と個人的に思う次第です。
-
ラノベ大好き2016/03/305ネタバレありびっくりするような終わり方したな。これは予想してなかった。表紙の2人以外理宇のハーレムは正直諦めかけてたけどまさかのあの子が逆転大勝利。予想外だったけどこれは嬉しかった。表紙の3人が左側に寄ってるのはそういうことなのか?
-
デフォー2016/03/304最終巻。文句無く面白かったです。 この巻では悲しい事もたくさんありますが、人類決戦の様子と戦後のエピローグまで書かれていて、自分の読みたかった事が全て書かれていました。最近のラノベの中には結末まで刊行されない作品もあるなか、神野先生には疾走れ!撃て!を完結して頂いて感謝の気持ちでいっぱいです。
-
餅屋2022/05/303シリーズ12冊目で完結▲人類史上最大の作戦から6年。戦後の復興は徐々に進み、学兵制度は完全撤廃された。佐武俊太郎と美冬は共に戦った英雄たちに思いを馳せる▼プロローグが決戦後で最終決戦は無しですか!?と焦りましたが、大丈夫。ユリネ先輩に「…リヴァーナ、恐ろしい子」と言わしめるコメディー展開、より良き戦後を巡るシリアスな謀略戦、おまけのように最終決戦が綴られる。【魔王】の行く末と「小隊メンバーのその後」を書くための最終巻でした。ともあれ、謎も残さず、無理無茶なく、きちんとキレイに終わってよかった(2016年)
-
ウラー2016/03/263★★★★☆最終決戦というより政治的配慮と恋愛関係の仕上げという印象の強い最終巻でした。戦後を見据えると英雄が生き残るのは政府にとっては扱いに困るし、本人にとっても不幸、だからといっておめおめ殺されるのもいや、となると別の世界に行くという選択肢は悪くないですね。/五巳さんの恋が報われたのが大満足です。前回あのように別れたので、五巳さんは穂積とくっつくかな、とも思いましたが、最終的に理宇と結ばれてよかったです。でもベストカップルは俊太郎と深冬です。p148「好きだ」「好きよ」この深冬のタイミングがすばらしい。
powered by
レビューをもっと見る